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妻夫木聡主演『ある男』釜山国際映画祭クロージング上映に5000人の観客

第27回釜山国際映画祭の記者会見に登壇した妻夫木聡
第27回釜山国際映画祭の記者会見に登壇した妻夫木聡 - Busan International Film Festival

 妻夫木聡が14日、第27回釜山国際映画祭のクロージングセレモニーに安藤サクラ窪田正孝石川慶監督と共に登壇。同映画祭でクロージング作品に選出された映画『ある男』(11月18日公開)の上映に約5,000人の観客が集まり、妻夫木らがレッドカーペットに登場すると会場は盛大な拍手に包まれた。

【画像】豪華スター集結のオープニング・レッドカーペット

 平野啓一郎のベストセラー小説を映画化する本作は、妻夫木演じる弁護士の城戸が、かつての依頼者である里枝(安藤)から亡くなった夫・大祐(窪田)の身元調査という奇妙な相談を受け、彼の正体に迫っていくストーリー。ある日、大祐が不慮の事故で死亡し、長年疎遠になっていた大祐の兄が法要に訪れたことから、大祐がまったくの別人だったことが発覚する。監督を、映画『愚行録』、ドラマ「イノセント・デイズ」などで妻夫木と組んできた石川慶が務めた。

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 14日、夜のクロージング上映に先立ち釜山市内で韓国メディアに向けた記者会見が実施された。石川監督は「釜山(映画祭)は我々アジアのフィルムメーカーにとって夢のような場所。そのクロージングに選んでいただけて光栄」とコメント。釜山には『春の雪』(2005)や『悪人』(2010)でも参加している妻夫木は「釜山の人たちはいつも温かく迎えてくれ、そして映画をとても愛していると肌で感じます」と印象を語った。

左から石川慶監督、妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝

 夕刻、映画祭のメイン会場で行われたクロージング上映では、ステージに上がった妻夫木が「こんにちは、妻夫木聡です。お会いできて嬉しいです」と韓国語で挨拶し、会場から大きな拍手と歓声が。クロージング作品に選ばれた気持ちを問われると、「言葉が通じなくても映画というもので世界はひとつになれるという素晴らしさを教えてくれたのが釜山(映画祭)でした。今回、『ある男』でまたここに来れたことをとても嬉しく思います」と喜びを語った。安藤は、これから本編が上映される会場に向け「釜山のみなさんがどのように受け止めるのか、興味深く楽しみです」と観客の反応に期待を寄せ、窪田も「少しでも沢山の人に、皆さんの胸に、届いてくれた嬉しいです」と呼び掛けた。

 最後に石川監督が「本作は日本社会が抱える問題を描いていますが、同時に世界にも共通するテーマだと思うので、映画を楽しんでいただきたい」と締めくくった。(編集部・石井百合子)

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