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いつの時代も「愛だろ、愛っ。」

2022年1月18日 くれい響 きみは愛せ ★★★★★ ★★★★★

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きみは愛せ

劇場デビュー作『愛うつつ』に続き、葉名恒星監督が“愛しているからこそ抱けない”男を描きつつ、観る者に愛について問う青春群像劇。冬の金沢の街並みやビル屋上でのロケーションなどは味わい深く、『佐々木、イン、マイマイン』を経た細川岳は、どこか満たされない遊び人という、今度はなかなか共感しにくいキャラだが、もはや武器ともいえる切ない笑顔で好演。とはいえ、胸が締め付けられる物語を引っ張るのは、彼の妹を演じる兎丸愛美の存在感。とにかく『COME & GO カム・アンド・ゴー』に続いて、幸薄女の色気が半端ないのだ。それだけに、彼女の共依存の対象となる“権力者”に魅力を感じないのは悔やまれるところ。

くれい響

くれい響

略歴:1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では20年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況:『レイジング・ファイア』『少年の君』『唐人街探偵 東京MISSION』『星空のむこうの国』『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』『藍に響け』『裏アカ』『新感染半島 ファイナル・ステージ』『ハッピー・オールド・イヤー』『新解釈・三國志』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。そのほか、キネマ旬報ムック「細田守とスタジオ地図の10年」にて細田守監督×ポン・ジュノ監督、「TV LIFE web」にてモモコグミカンパニーさん、SKE48さん、中川翔子さん、真洋(mahiro)さん、「GetNavi web」にて今泉力哉監督、佐久間宣行さん、岸明日香さん、堀田真由さん、「CREA WEB」にて毎熊克哉さんなどのインタビュー記事も掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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