シネマトゥデイ

シネマトゥデイ

この女優にはなぜ人間以外の役が似合うのか解明したい

  • アンダー・ザ・スキン 種の捕食
    ★★★★

    説明は一切ない。なので、観客はスクリーンの上で起きる出来事を見ながら、それがどういうことなのかを考え続けることになる。その体験が、刺激的。

    音楽は、画面で起きていることには寄り添わない。画面ではなく物語の展開に沿って変化していく。音楽は英国のミュージシャン、ミカチュー。監督はRadioheadやUNKLEのクリップを手掛けたジョナサン・グレイザーだ。

    寒いスコットランドの田舎町。人間ではない存在が、人間の皮膚をまとって動いていくうちに、感情というものの存在を知って驚愕する。やがて身体というものを発見しておののく。その畏れと歓びを、スカーレット・ヨハンソンが体現している。
     

⇒映画短評の見方

平沢 薫

平沢 薫

略歴: 映画ライター。視覚に訴えかけるビジュアルの派手な映画がお気に入り。「SCREEN」「キネマ旬報」「SFマガジン」「映画.com」等で執筆。著作に「キングスマン:ゴールデン・サークル」ノベライズ、「グレートウォール」ノベライズ、「X-ファイル 2016」ノベライズ、「フランケンウィーニー」ノベライズ、「「ターミネーター:新起動/ジェニシス ビジュアルガイド」翻訳など。ウェブで映画やTVドラマのニュースを追いかけ中

近況: TVシリーズ「宇宙探査艦オーヴィル」の日本放送が始まってめでたし。クリエイター&主演がセス・マクファーレンだし、きっと「スタートレック」のパロディでしょと思って見たら、失礼しました! コメディで大人向けだけど、スタトレの精神を正攻法に受け継ぐマジな作品。姿勢正して見ます。

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