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インドの詩的な記録フィルム、といえばいえるが。

2014年10月18日 ミルクマン斉藤 聖者たちの食卓 ★★★★★ ★★★★★

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聖者たちの食卓

野菜の皮を剥く手さばき、分業体制で次々と焼かれていくチャパティ、猛スピードで綺麗になっていく食器…一日10万人の参拝者に食事をまかなう黄金寺院の無料食堂の一日を描くこの作品。圧倒的な色彩、食材、人の量、その画面は確かにスペクタキュラーともいえるのだが、「なんか西洋人が来やがったな」的な教徒たちの目や行動(いきなりキャメラの前に立ったりする)も考慮する必要がある。上映時間も1時間程度しかなくて正直物足りず、これを宗教映画としてとらえるなら、これだけの作業を無償奉仕するシク教徒の高いホスピタリティの背景をせめてもう少し掘り下げてほしいところ。

ミルクマン斉藤

ミルクマン斉藤

略歴:映画評論家。1963年京都生まれ。デザイン集団「groovisions」の、唯一デザインしないメンバー。現在、京都・東洞院蛸薬師下ルの「三三屋」でほぼ月イチ・トークライヴ「ミルクマン斉藤のすごい映画めんどくさい映画」を開催中。雑誌「テレビブロス」「ミーツ・リージョナル」「キネマ旬報」等で映画コラムを連載中。

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