シネマトゥデイ

シネマトゥデイ

悪趣味寸前の過剰な美意識が炸裂。

  • 美女と野獣
    ★★★★

    「待望の実写化」と謳ってはいるが「美女と野獣」といえばそもそもディズニー以前に、最高にファンタスティックなジャン・コクトーの歴史的名作ありき。ましてやC.ガンズは現代フランスきっての耽美幻想映画の奇才、コクトーを意識していないはずはない。しかしここにはオマージュという名の色目も伺えず、おそらくはまったく別のイメージで映像化に挑もうとした志や、良し! 徹底して過剰な悪趣味寸前のロココ嗜好、終局で炸裂する触手趣味がいかにもこの監督らしい。野獣よりもサディスティックなベルに意思だらけの目をしたレア・セドゥは似つかわしく、エレガントだがちょっと頼りない父親A.デュソリエも適役だ。

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ミルクマン斉藤

ミルクマン斉藤

略歴: 映画評論家。1963年京都生まれ。デザイン集団「groovisions」の、唯一デザインしないメンバー。現在、京都・東洞院蛸薬師下ルの「三三屋」でほぼ月イチ・トークライヴ「ミルクマン斉藤のすごい映画めんどくさい映画」を開催中。雑誌「テレビブロス」「ミーツ・リージョナル」「キネマ旬報」等で映画コラムを連載中。

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