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あと1センチ、されど1センチ。

2014年12月29日 ミルクマン斉藤 あと1センチの恋 ★★★★★ ★★★★★

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あと1センチの恋

かなり食傷気味な「純愛系ベストセラーの映画化」ってやつだがコレは一味違う。“あと1センチ”をクリアできなかったばかりにその後何年も身悶えするような、まどろっこしい恋愛を経験した人なら納得できる出来。12年間に渡るふたりの人生を、その時代を感じさせながらも微妙に外した音楽と、サクサクとリズミカルに乾いた語り口で綴っていくこのドイツ人監督、今後注目すべきかも。こうしたソウルメイト的運命論に則ったロマンティック・コメディでは『恋人たちの予感』という神作品があるけれど、嫌味のない二枚目で押しの弱そうなサム・クラフリンと、キュートで結構凛としたリリー・コリンズの組み合わせがまた人懐っこくてイイのだな。

ミルクマン斉藤

ミルクマン斉藤

略歴:映画評論家。1963年京都生まれ。デザイン集団「groovisions」の、唯一デザインしないメンバー。現在、京都・東洞院蛸薬師下ルの「三三屋」でほぼ月イチ・トークライヴ「ミルクマン斉藤のすごい映画めんどくさい映画」を開催中。雑誌「テレビブロス」「ミーツ・リージョナル」「キネマ旬報」等で映画コラムを連載中。

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