期せずして、ますますF.ワイズマン的。

2015年1月7日 ミルクマン斉藤 みんなのアムステルダム国立美術館へ ★★★★★ ★★★★★

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みんなのアムステルダム国立美術館へ

前作『ようこそ、アムステルダム国立美術館へ』(’08、最初に結構長いダイジェストあり)に引き続き描かれる、美術館全面改修にまつわる収蔵品そっちのけのすったもんだ。相変わらず絶えぬ現場との対立、次期館長に落選したり一番のお目当てを落札できなかったりで自信を砕かれる学芸員たちもいる中、「僕、日本から金剛力士像招いちゃったもんね」とひとり上機嫌な仏像オタクのアジア館部長が笑える。でもやはり最も興味深いのは、「名だたる自転車道を文化財の下に規制するのは恥!」とまで言い切るに至る宿敵・サイクリスト協会との、否応なく民主主義のありかたを考えさせる(あえて言えば珍妙な)バトルである。

ミルクマン斉藤

ミルクマン斉藤

略歴:映画評論家。1963年京都生まれ。デザイン集団「groovisions」の、唯一デザインしないメンバー。現在、京都・東洞院蛸薬師下ルの「三三屋」でほぼ月イチ・トークライヴ「ミルクマン斉藤のすごい映画めんどくさい映画」を開催中。雑誌「テレビブロス」「ミーツ・リージョナル」「キネマ旬報」等で映画コラムを連載中。

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