プロット設定のスケールに反して小ぢんまりとした仕上がり

2018年3月29日 なかざわひでゆき 曇天に笑う ★★★★★ ★★★★★

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曇天に笑う

 明治初期の日本を舞台に、歴史上の人物を織り交ぜながら、若き剣士の戦いを描くコミックの実写映画化。おのずと『るろうに剣心』シリーズと比較されることは避けられないだろう。
 オロチ伝説を絡めた伝奇的なストーリー展開、明治政府の秘密特殊部隊や忍者軍団が入り乱れるスタント・アクションなどが見どころだが、しかし残念ながらスケールの大きいプロット設定に相反して、実際の出来栄えは非常に小ぢんまりとしている。
 明朗快活で爽やかな福士蒼汰の個性は光るものの、テレビ的な演出や安っぽいCGなどの稚拙さは如何ともしがたい。はからずも『るろうに剣心』がいかに傑作であったのか、改めて思い知らされたように感じる。

なかざわひでゆき

なかざわひでゆき

略歴:日本大学芸術学部映画学科卒、同学部大学院卒。映画・海外ドラマのライターとして、TVガイド誌やオンライン情報サイトなどを中心に幅広く執筆活動中。雑誌「スカパー!TVガイドBS+CS」(東京ニュース通信社刊)で15年続くコラム“映画女優LOVE”をはじめ各テレビガイド誌で特集記事やコラムを執筆。著書は「ホラー映画クロニクル」(扶桑社刊)、「アメリカンTVドラマ50年」(共同通信社刊)など。また、数多くの来日スターにインタビューしており、ハリウッドのスタジオや撮影現場へも毎年コンスタントに足を運んで取材をしている。特に海外ドラマの現地取材は本人も数え切れないほど(笑)。旧ソ連のモスクワ育ち。

近況:新しく映画ブログ始めました。よければチェックしてみてください♫なかざわひでゆきの毎日が映画三昧→http://eiga3mai.exblog.jp/

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