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マンガで世界を変えようとした男 ラルフ・ステッドマン (2012):映画短評

マンガで世界を変えようとした男 ラルフ・ステッドマン (2012)

2014年3月8日公開 89分

マンガで世界を変えようとした男 ラルフ・ステッドマン
(C) ITCH FILM LTD 2013
森 直人

相手の話を聞くときにいちばん大事なこと。

森 直人 評価: ★★★★★ ★★★★★

『ビートニク』『GONZO』『ドアーズ/まぼろしの世界』と続く「ジョニー・デップのサブカル研究シリーズ」最新作……とでも勝手に銘打ちたくなるドキュメンタリー。今回は『ラスベガスをやっつけろ』『ラム・ダイアリー』の原作者ハンター・S・トンプソンの盟友ラルフ・ステッドマン。風刺マンガを武器として世界を撃つ、過激な作風の裏にある温厚な人柄を紹介する。

「アートはトリックだ。イベントが発生するんだ」と語りながらの創作風景も見ものだが、ジョニデのインタビュアーぶりも凄い。リラックスして一見何もしていないのだが、ステッドマンに100%の尊敬を捧げているのがわかる。すると自動的に向こうから胸襟を開くのだ。

この短評にはネタバレを含んでいます
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