双子への過剰なロマンチシズムがちょっと怖い

2018年8月3日 山縣みどり 2重螺旋の恋人 ★★★★★ ★★★★★

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2重螺旋の恋人

精神科医と恋に落ちた女性が、恋人には性格が真逆な双子がいると気づいたことで疑心暗鬼になる前提に乗れるか否かで受け取り方が分かれるかもしれない。“氏より育ち”派な私は、最後まで斜めに構えて見たので、完全なる共感はできずじまい。もちろん双子の関係性を暗示させる鏡や反射を使った映像やシンメトリーな構図はおしゃれで、さすがはオゾン監督。一人二役のJ・レニエや壊れた演技に説得力アリなM・ヴァクトの熱演も素晴らしいし、久々のJ・ビセットもさすがの存在感! ただし、監督の双子への過剰なロマンチシズムがナチスのメンゲレ医師を思い起こさせて、ちょっと怖いと感じたのも事実。

山縣みどり

山縣みどり

略歴:雑誌編集者からフリーに転身。インタビューや映画評を中心にファッション&ゴシップまで幅広く執筆。

近況:最近、役者名を誤表記する失敗が続き、猛省しています。配給会社様や読者様からの指摘を受けるまで気づかない不始末ぶりで、本当に申し訳ありません。

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