シネマトゥデイ

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バトル・アクションを"構図"の美学で見せる

  •  バトル・アクションを"構図"の美しさで見せる。高さと奥行きのある大きな空間に、複数の登場人物を配置して、彼らの激闘の中のある瞬間を切り取り、一瞬だけ時間の速度を緩めて1枚の絵画のように見せ、その時そこに現れる各要素の姿と配置、背景、全体図の美しさを見せつける。そしてしばしの間、観客にその美しさに陶酔する時間を与える。このアクション演出法で魅了する。
     今回は、美食家の喰種がある喰種を自分の望む状態で喰べたいと熱望する話。喰種が人間を喰うのは生存のためだが、喰種を喰うのは本能とは無関係の個人的嗜好で、ゆえに究極の悦楽になる。その愉悦をシリアスに実写映像化するという難関に挑戦している。

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平沢 薫

平沢 薫

略歴: 映画ライター。視覚に訴えかけるビジュアルの派手な映画がお気に入り。「SCREEN」「キネマ旬報」「SFマガジン」「映画.com」等で執筆。著作に「キングスマン:ゴールデン・サークル」ノベライズ、「グレートウォール」ノベライズ、「X-ファイル 2016」ノベライズ、「フランケンウィーニー」ノベライズ、「「ターミネーター:新起動/ジェニシス ビジュアルガイド」翻訳など。ウェブで映画やTVドラマのニュースを追いかけ中

近況: 「ゲーム・オブ・スローンズ」の前日譚を描くシリーズについて、原作者のJ・R・R・マーティンがインタビューでさらに発言。「ゲーム~」の5000年前、数百の王国がある時代が舞台で、スターク家はすでにあり、ラニスター家はまだないが、後にラニスター家の居城になるキャスタリーロック城はすでに存在するそう。少しずつ内容が明かされていくのが楽しみ。

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