理想論? いや、これこそ政治家のあるべき原点だろう

2020年6月2日 斉藤 博昭 なぜ君は総理大臣になれないのか ★★★★★ ★★★★★

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なぜ君は総理大臣になれないのか

一人の現役の衆議院議員を追ったドキュメンタリーというだけでも日本では貴重。一人の考えを収めるので、プロパガンダになりそうだが、思想が偏らず、あくまで日本の未来を考え、憂慮する小川淳也議員の姿勢に寄り添う。キレイゴトかもしれない。しかし政治家が理想や信念を失ったら意味がないことを教えられるし、徹底して「自分の言葉」で語る彼の姿に、今の政治家に欠けたリーダーシップと能力を感じるはず。
一方で日本の選挙制度の問題点を鋭く提起するのは、監督の意図だろう。
最初は反対した家族の選挙協力も感動的だが、父親がふともらすある言葉には涙を禁じ得ない。政治が混迷する今のタイミングで、間違いなく必見の力作。

斉藤 博昭

斉藤 博昭

略歴:1963年神奈川県藤沢市生まれ。高校時代は映画研究部に所属。1997年よりフリーランスのライターとして映画誌、女性誌、情報誌、劇場パンフレット、映画サイトなどさまざまな媒体に映画レビュー、インタビュー記事を寄稿。得意ジャンルはアクション、ミュージカル。最も影響を受けているのはイギリス作品です。Yahoo!ニュースでコラムを随時更新中。

近況:LAの『フェアウェル』ルル・ワン監督、ロンドンの『カセットテープ・ダイアリーズ』グリンダ・チャーダ監督に、Skypeインタビュー。ともに外出規制などある中、前向きに明るく話してくれて、一刻も早い日常生活の復活を祈るのみ。

サイト: https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/

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