映画短評(135ページ目)
“こわれゆく” 中島裕翔
居心地の悪さが親密さへと変わっていく空間
雪景色に映える、チャン・イーモウ流フィルム・ノワール
『CUBE 一度入ったら、最後』監督らしい仕上がり
4人全員オスカーノミネートでも良かったのでは…という魂の名演
難しいテーマに繊細さと人間的タッチをもって挑む
果てしのない閉塞感に包まれた若者たちのリアル
2人が旅を始めると、世界の色が濃度を増す
超バイオレントながら意外に心温まるシーンも
高所恐怖症の方はご注意を!
これぞ大人向けの本格時代劇!
激動の社会からそっと立ち上がる個と個のつながり
「明るさ」を失わないバランスの凄さ
若者たちが抱えた生きづらさの本質とは
ホラーに新たな期待の女性監督が登場
殺し屋のスリルに、時代劇版「きのう何食べた?」的ホッコリも
深刻なテーマに、冷静かつ正直に迫る秀作
俳優の演技だけで画面に惹きつける
“今”をとらえる背景とキャラクターが噛み合わない
『貞子DX』とも異なる黒羽麻璃央の新境地
深刻なだけじゃない日常のリアリティに救われる
『海底47m』のプロデューサーが仕掛ける「地上600m」
あえて泥臭いサンタ・アクション