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バスキア、10代最後のとき (2017):映画短評

バスキア、10代最後のとき (2017)

2018年12月22日公開 79分

バスキア、10代最後のとき
(C) 2017 Hells Kitten Productions, LLC. All rights reserved. LICENSED by The Match Factory 2018 ALL RIGHTS RESERVED Licensed to TAMT Co., Ltd. for Japan Photo by Bobby Grossman
平沢 薫

その頃のニューヨークの熱気を体感

平沢 薫 評価: ★★★★★ ★★★★★

 10代のバスキアを描くドキュメンタリーだが、彼だけではなく、彼がいたその頃の空気を描く。監督は、ジム・ジャームッシュ監督のパートナーでもあるサラ・ドライヴァー。彼女が当時NYに住んでいた友人たちの協力を得て、彼ら自身の体験や記録映像を交えて描く画面からは、70年代末~80年代初頭のNYの気配、アートと音楽とフィルムのシーンが混然一体となっていき、アーティストたちがフォームにこだわらなくてもいいのだと確信して動き出す、その頃の熱気が立ち上ってくる。
 ちなみに当時の映像や写真にはパティ・スミスなど著名人が多数写っているが、字幕は出ないので画面に目を凝らそう。

この短評にはネタバレを含んでいます
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