作品情報 | その他の作品のレビュー

オテサーネク (2000)

子供ができない寂しさを紛らわすために夫(ヤン・ハルトゥル)がつくってくれた木の赤ん坊。妻(ヴェロニカ・ジルコヴァー)は本物の赤ん坊のように世話をし始めた。狂気ともいえる愛情を注がれた人形にやがて命が宿り、底なしの食欲で夫婦を蝕むのだった。


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  • 「オテサーネク」
    prisoner's BLOG
    2010年3月9日
    オブジェクト・アニメ作品で有名なヤン・シュヴァンクマイエルの通常の俳優を使った劇映画だが、「物体」そのものの質感にこだわる作家性は変わらず。 人間の口や食べ物の執拗に繰り返されるアップのグロテスクな感覚が、豚から人間からなんでも食べつくすオテサーネクの貪欲さと直接つながっていて、人間も同類だよと言わずともわかる。 なんだかワイアール星人みたいにも見える木と人間が合成された怪物の動きは、人力で動かすのとコマ撮り撮影とを併用していて、目が普通の木の質感に慣れかけると途端にカクカクッとなるので、そのたびに木の質 ...[外部サイトの続きを読む]
  • オテサーネク
    いやいやえん
    2009年3月4日
    チェコの食人木の民話「オテサーネク」を下敷きに描かれた作品です。なんていうか色々な意味でグロテスクで不気味。 木の赤子が様々なものを食べ尽くす物語。すべて見届けていた近所の少女の顔立ちからして不気味です。 母性というのは幼い少女でも持っているものなのですね(人形相手に遊ぶシーンでよくわかる)。本来であれば美しく素晴らしいことであるはずの「母性」の闇部分というのか自分とは別の生物に対する無償の愛のちょっとした異常性がよく表現されていたように思います。 男性と女性では根本的にやはり「子を胎内で育む」と ...[外部サイトの続きを読む]
  • 【映画】オテサーネク/Otesanek
    特別-the blog-
    2006年10月26日
    オテサーネク/Otesanek 監督・脚本:ヤン・シュワンクマイエル Jan Svankmajer 2000年 チェコ/イギリス 世界の端っこでバカが叫ぶ! シュワンクマイエル作品の中ではわかりやすい... ...[外部サイトの続きを読む]
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