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2006年の映画総まとめ

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2006年の映画総まとめ!
2006年は『LIMIT OF LOVE 海猿』 『嫌われ松子の一生』 『DEATH NOTE デスノート the Last name』 『日本沈没』など、日本映画に勢いがあった年でしたね。洋画では『ミュンヘン』 『クラッシュ』 『ブロークバック・マウンテン』 などの社会派作品が目立ちました。もう間もなく2006年が終わろうとしている今、シネマトゥデイでも2006年の映画を振り返ってみました。
 
“2006年の映画をたくさん観た”という乙葉さんに、2006年の映画について語ってもらったほか、シネマトゥデイで日ごろ執筆していただいているライターの皆さまにも2006年の映画を振り返ってもらい、個人的ベスト3作品を挙げてもらいました!
乙葉さん 2006年の映画を振り返る
■2006年を振り返って好きな映画
好きな映画は『プラダを着た悪魔』です。すごくキュートなストーリーで、元気になれるし、わたしの周りの女の子はみんな好きだと言っています。あとまだ観ていないんですが『トゥモロー・ワールド』は観たいなと思っています。
 
邦画を観ると仕事を思い出してしまうので、つい洋画を観てしまうんです。知人が出演しているとか、「あぁ、こんな寒い所できっと撮影は大変だったんだろうな……」とか内情が見えてしまうとダメですね。ですからやはり観るのは洋画が多くなってしまうんです。でも『犬神家の一族』は豪華キャストでとても面白そうなのでぜひ観たいです。
映画を選ぶポイント
たとえばケイト・ハドソンさんやキャメロン・ディアスさんなどの好きな女優さんが出ていたら、その映画を観に行きますね。以前からチャン・ツィイーさんが好きなので『SAYURI』は観ました。チャン・ツィイーさんの着物姿がかわいらしくてきれいだったし、日本の“和”の部分がとても美しい映像で表現されていてすてきでした。あとはキーファー・サザーランドさんが出演している『ザ・センチネル/陰謀の星条旗』も観ました。
■2007年の注目の映画
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの完結編、『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』も楽しみですし、『スパイダーマン3』も観たいですね。邦画では、宮崎あおいさんとイ・ジュンギさん共演の『ヴァージンスノー』が楽しみです。実はわたしも出演させていただいていて、2007年の春公開予定です。あと、主人が出演している『パッチギ! LOVE&PEACE』も観たいです!
芸能人は人目につくのであまり映画館には足を運ばないものだと思っていたが、ご夫婦二人で仲良く劇場に足を運んで映画を観るという話に驚き、とても感動した。かなりの本数の映画を映画館で観ている彼らには脱帽した。映画館の大きなスクリーンで、二人が映画を観ているシーンを思い描くだけで温かい気持ちになってくる。(取材・文:平野敦子 写真:亀岡周一)

乙葉さんが声の出演をしている『劇場版 どうぶつ』は全国東宝系で絶賛公開中!
『劇場版 どうぶつ』公式サイト
2006年の映画を振り返る ライター編
前田かおり
ヒストリーオブバイオレンス
この間まで「邦画なんて~」と毛嫌してた人も2006年は映画館へ行った人も多いのでは? でも作品の中身はテレビにマンガや小説の合体作戦で商魂たくましく仕掛けた作品ばかり。相変わらずの号泣モノも多い。あんまり観客をナメた作品を作っていると、また客足が遠のくんじゃないのかと、心配です……。ハリウッド作品も今年はイマイチ。『ダ・ヴィンチ・コード』もフタをあければ失笑もん。スター不在な中、当たるから作るのか、アニメは動物もの中心。と、ケチばかりつけていますが、オヤジ俳優好きを自認する身としては今年は豊作。ベスト3以外に、『インサイド・マン』『16ブロック』『サンキュー・スモーキング』など、オヤジが光っていた。そして締めが『007/カジノ・ロワイヤル』。ウーン、満足!
渡邉ひかる
<myベスト3>1.『プルートで朝食を』2.『クラッシュ』3.『イカとクジラ』
『フーリガン』のチャーリー・ハナムの完ぺきな腹筋に身悶え、『トリスタンとイゾルデ』のジェームズ・フランコの汗だく上半身にこれまた身悶えた今年は大満足の1年。大作でも、『キング・コング』でトーマス・クレッチマン船長がちゃっかりオイシイとこ取りをしたり、年の暮れに『007/カジノ・ロワイヤル』のダニエル・クレイグ様がキメゼリフでズキュンと胸を撃ち抜いてくださったりと、ウフフづくし。さらには、賞レース関連作でも『ブロークバック・マウンテン』でヒース・レジャーとジェイク・ギレンホールがイチャイチャしたり、『クラッシュ』でライアン・フィリップが唇をぷるぷるさせたり。ありがとう、2006年。とても幸せでした。
杉浦真夕
<myベスト3>1.『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』2.『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』3.『プラダを着た悪魔』
『ナイロビの蜂』『カポーティ』『トランスアメリカ』など佳作が多くて迷ったけれど、鑑賞後、すっきり楽しい気分にさせてくれた3本を。1位の『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』は、スクリーンでおなじみのキャラたちに会えたのがうれしかった。製作規模が大きくなってCGも使われていたが、クレイアニメーションならではの手作り感は健在。何よりも製作陣が作品を心から誇りに思い、愛しているのが伝わってくる。その点は2位の『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』も同じ。テレビドラマから長く続いたシリーズを最高の形で締めくくってくれた。3位の『プラダを着た悪魔』は、メリル・ストリープの迫力だけでランクイン! でも、サイズ6(日本の9号)で「人間じゃない」と言われる職場なんて、わたしには勤められな~い。
今 祥枝
<myベスト3>1.『明日へのチケット』2.『隠された記憶』3.『ぼくを葬る』
個人的な事情により試写の本数が激減した2006年。だからこそ、映画を観る楽しみを改めて実感することができた気がします。観たタイミングもありますが、『明日へのチケット』は名匠たちによる三者三様の世界が本当に楽しかった! 特にケン・ローチ。善意が裏切られない結末は、明るくハッピーな気持ちにさせてくれました。ベストの次点は『イカとクジラ』『プルートで朝食を』『エンロン』『RIZE ライズ』といったドキュメンタリーも、近年の傾向として相変わらず好調でした。一方、一概には言えませんが、必要に迫られて観たメジャー作品(特に邦画)には、表層的で短絡的な内容のものが多くつらかった。新鮮味のないハリウッドにも、もっと頑張って欲しいものです。
安田佑子(韓国ソウル在住)
<myベスト3>1.『王の男』2.『トンマッコルへようこそ』3.『ユア・マイ・サンシャイン』
2006年韓国映画界の2大ニュース。まずは「スクリーンクウォーター制」の縮小で今後韓国映画の制作本数自体が減っていくことが予想される(涙)。しかし『王の男』『グエムル -漢江の怪物-』が立て続けに韓国映画の動員記録を塗り替えるという明るい話題も^^特に『王~』は悲喜劇、メロウ、社会風刺のバランスがうまくとれた作品でわたしの今年ベスト1。2位の『トンマッコル~』『JSA』 とも『シュリ』とも違うアプローチで南北関係を描き、見ながら笑って泣き、鑑賞後には平和を願ってやまない作品。『ユア~』は深い深いラブストーリー。こんなに愛されたら女冥利に尽きる。3本に共通しているのは、“独創的なストーリーと素晴らしい俳優たち。
細木信宏(ニューヨーク在住)
<印象に残った3本>順位はつけません『The Trials of Darryl Hunt』(原題)『憂国』『めぐみ-引き裂かれた家族の30年』
僕の場合アメリカに住んでいるため、まだ公開してない映画を紹介することになりますが、『めぐみ-引き裂かれた家族の30年』のように、小さい映画でも良質作品は日本でも公開可能と信じて、次の映画を紹介したい。個人的に順位を付けることが嫌いなので、印象に残った3本を挙げます。1本目は、今年サンダンス映画祭で見た作品『The Trials of Darryl Hunt』(原題)。アメリカ南部に住む黒人が人種差別から、白人の女性をレイプし殺害したとして、間違って刑務所にぶち込まれ、その後何十年もかけて不屈の精神で真実を追っかけていくドキュメンタリー映画。次の作品は、今年公開の映画ではないが、長い間封印され、見事に映像が保存されていた作家三島由紀夫の監督、脚本、主演作品『憂国』、三島美学を究極にまとめあげられた作品。最後の映画は『Proposition』。これは、まるで往年サム・ペキンパー作品を思い浮かばせる男臭いウエスタン。この中で出演している俳優すべてが素晴らしい演技だった。この他に『Dreamgirls』『The Queen』なども良かったが、上記の作品は強烈な印象だった。
シネマトゥデイ編集部
<印象に残った3本>順位はつけません『父親たちの星条旗』/『フラガール』/『マーダーボール』
日本は今年もあいかわらず圧倒的な邦画ブーム。来日スターも一時期よりだいぶ数が減っているようです。ハリウッドスターで唯一名前だけで客が呼べるのはジョニー・デップくらいでしょうか。そんな邦画ブームの中で万人に愛される映画でありながら、内容も濃密な『フラガール』は文句なしにベスト3に入ります。地味ですが車イスラグビーで世界の頂点を目指す男たちを描いたドキュメンタリー『マーダーボール』も難しいテーマながらみごとなエンターテインメント作品に仕上がっていました。ぜひ、たくさんの人に観ていただきたい映画です。そして戦争映画にありがちなお涙ちょうだいをあえて描かずに歴史の一部を切り取ったクリント・イーストウッドの『父親たちの星条旗』は完成度の高さやテーマ、エンターテインメント性を考慮してもやはり今年の映画のベストに入る作品です。
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