見どころ:自ら命を絶ってしまった父親の死に戸惑いながらも、その悲しみを乗り越えようとする家族の再出発をみずみずしい映像美で紡ぐ人間ドラマ。本作が長編2作目となるミア・ハンセン=ラヴ監督が、尊敬する映画プロデューサーの自殺という経験を基に人生の光と影を繊細に描き、第62回カンヌ国際映画祭ある視点部門審査員特別賞に輝いた。また、日々映画製作に追われるスタッフの仕事ぶりなど、映画作りの舞台裏を見ることができるのも興味深い。
あらすじ:映画プロデューサーとして精力的に働き、家に帰れば妻と3人の娘たちをこよなく愛する父グレゴワール・カンヴェル(ルイ=ド・ドゥ・ランクサン)。魅力にあふれ周囲の信頼も厚い彼だったが、不況の波が押し寄せ資金繰りが悪化していく中、自ら命を絶ってしまう。突然の死にぼう然とする母娘に残されたのは、多額の借金と未完成の映画だった……。
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