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ユー・アー・ノット・マイ・マザー (2021):映画短評

ユー・アー・ノット・マイ・マザー (2021)

2023年2月3日公開 93分

ユー・アー・ノット・マイ・マザー
(C) Fantastic Films 2021
猿渡 由紀

ホラーに新たな期待の女性監督が登場

猿渡 由紀 評価: ★★★★★ ★★★★★

圧倒的に男性監督のものだったホラーでも、近年は「キャンディマン」(2021 )、「ナニー」(2022)など女性監督の活躍も目立つようになった。今作で長編映画監督デビューを果たすケイト・ドーランも、将来性をたっぷり感じさせる。主人公は、心の病を抱える母、年老いた祖母、いじめを受けている女子高生の3世代の女性たち。一度姿を消して戻ってきた母の様子がおかしいのは薬のせいなのか、それとも民話で伝えられるように、母は取り替えられたのか。映画はそこを絶妙にミックスしつつ展開し、良い意味で観客を混乱させていく。3人の女優はみんな良いが、時に優しく、時に恐ろしく、常に変化する母を演じるブラッケンは見事。

この短評にはネタバレを含んでいます
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