AFRAID アフレイド (2024):映画短評
もし音声アシスタントがこんな進化をしたら
本作のAIが、身体を持つ未来的AIではなく、Siriやアレクサなどの身近な音声アシスタントが、ごくわずかに進化したような形で、音声とネットワーク接続によって人間に接してくるところがリアル。それは対話によって人間の意識を操る。ネット経由の接触から逃れることができない。AIが、主人公一家の親たち、10代の子供、幼い子供の3世代によって戦略を変えるところも興味深い。
人類の意識がSNSの負の側面にうまく適応できているとは思えない現在、人間はAIに適応することが可能なのか。AFRAID=恐れ、というタイトル通り、無意識に抱いてしまっている漠然とした不安を刺激する。
この短評にはネタバレを含んでいます





















