ハボック (2025):映画短評
ハボック (2025)
強烈にバイオレントなB級映画
撮影は2021年に終わっていながらハリウッドのストライキや再撮などで遅れ、ようやく公開に。実力派でカリスマのあるトム・ハーディがプロデューサーも兼任するとあり、期待しただけにがっかり。アクションはたっぷりでバイオレンスは強烈だが、やたらと人が死ぬだけで、痛み、リアリティがなく、まるでビデオゲームのようなのだ。腐敗した刑事、政治家、ドラッグ、マフィアという要素も、ハーディ演じる主人公が“父親失格”という設定なのも、お決まり。ポップコーン映画だとわかって見ていても、新鮮さがなく、ただ疲れてしまう。ハーディ以外にも、フォレスト・ウィテカー、ティモシー・オレファントなどキャストは豪華。
この短評にはネタバレを含んでいます