ハードボイルド (2026):映画短評
リーアム・ニーソンが静かな風格を漂わせる
昨今、問答無用に強い男ばかり演じている気がするリーアム・ニーソンだが、今回のニーソンは切ない。強いのは同じだが、少年の頃からずっと裏街道を歩み続けてきて、たくさんの問題を抱えている。若い頃のボクシングの後遺症で記憶力に問題が生じるようになり、自分に残された時間が少ないと知った彼は、最後に、これまでの過ちを償おうとする。そんな定番のストーリーなのに、素直にこの世界の雰囲気に浸れるのは、ニーソンがただ立っているだけで漂わせる静かな風格のせいなのか。監督はニーソンと『スノー・ロワイヤル』でも組んだノルウェー出身のハンス・ペテル・モランド。ひとりの男の贖罪を静かに描き出す。
この短評にはネタバレを含んでいます






















