逃げろお嬢さん:映画短評
一瞬「ローマの休日」のような夢物語にもなりそうで…
かなり原作に忠実な映画化。いわゆる一般男性が有名な元アイドルとアクシデント的に接近するという、ときめき&ユニークな設定がそのまま映画に移植され、むしろ原作未読な人こそ先が読めない面白さがあるかと。
井口理の“どこにでもいそうな人”の佇まいは物語に説得力を与え、モヤモヤ苦闘するその演技は確実に共感を誘う。
会話など原作まんまのシーンも多いが、原作では「心の声」だった表現が、俳優の肉声になることで、いかにもセリフっぽく聴こえるのが残念。短編を引き延ばすうえで、後半の流れが一気に停滞する印象も否めない。
タイトルに使われたピンク・レディーの隠れた名曲、権利の問題で難しかったとはいえ流れてほしかった。
この短評にはネタバレを含んでいます




















