マルセル&ムッシュ・パニョル (2025):映画短評
伝記、アニメ、映画業界内幕モノなど多彩な魅力が!
M・パニョルの伝記映画としてはもちろん、他の切り口から見ても興味深く、面白い。
パリやマルセイユをノスタルジックにとらえたショメ監督ならではのアニメーション映像の柔らかさ。アニメだからこそのファンタジー性。第二次大戦後のフランス映画業界のインサイドストーリー――ハリウッドとの共同作業や自国の文化へのこだわり――には映画好きを魅了する熱がある。
そして何より、本作はひとりの男の人生のドラマだ。創造と栄誉、喪失と悲壮の連続。『アビエイター』から発想を得たと監督は語るが、納得。個人的には『プロヴァンス物語』シリーズのあの少年が、こんなに年を取るのか……という感慨も。
この短評にはネタバレを含んでいます





















