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不思議すぎる巨大黒ウサギにさすがの佐藤浩市も苦笑

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キャスト陣の後ろからそっとのぞいている巨大黒ウサギ。
キャスト陣の後ろからそっとのぞいている巨大黒ウサギ。

 3日、イギリス人のジョン・ウィリアムズ監督が「不思議の国のアリス」と日本の「怪談」をモチーフに、不条理な世界を独特の映像美で描いた作品『スターフィッシュホテル』が初日を迎え、主演の佐藤浩市をはじめとするキャストが舞台あいさつを行った。

 登壇者の中で一番異彩を放っていたのが、監督の横にいた謎の巨大黒ウサギ「ミスタートリックスター」。映画では佐藤浩市演じる主人公を不思議の世界へいざなう重要な役割を果たしている。監督から「一言ない?」とマイクを向けられ、顔を動かすとマイクが顔面に当たって、笑いを取るも映画についてはノーコメントだった。

 そんな黒ウサギがお気に入りのジョン・ウィリアムズ監督は、日本在住20年。ケンブリッジ大学でドイツ文学とフランス文学を専攻し、その後、日本に来て映画監督になったユニークな経歴の持ち主だ。「自分が東京に来たばかりのとき、中央線の中でみんなが本を読んでいるのがすごく不思議な光景だった。隣の人とは話さずに、本の中だけに生きているように見えて、それでこの作品を思いついた。だから中央線のおかげ」と流暢(りゅうちょう)な日本語であいさつした。

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 主演の佐藤浩市は「この映画は小さな石をスクリーンから投げているような映画。それを観客が受け止めて、自分の人生とフィードバックさせながら考える作品です。」と迷宮に入り込んだような感覚の本作の魅力を解説した。また、主人公を惑わすミステリアスな女性を演じたKIKIは、「妖艶さを出すためにストリッパーのダンサーの方にお話を聞いたりして、自分なりに研究して演じました」と苦労を語った。

 出演者が演技の苦労を語る間、謎の巨大黒ウサギは終始うつむき加減で立ち尽くし、写真撮影の際はカメラマンに「ウサギが大きすぎて邪魔」扱いされてちょっとへこんだのか、しおらしく後ろに下がるなど、コワモテの外見とは裏腹に小心者であることまで判明。舞台あいさつでは映画の中のようにミステリアスな存在のままではいられなかったようだ。

『スターフィッシュホテル』は2月3日よりシネマート六本木ほかにて全国公開。
『スターフィッシュホテル』オフィシャルサイトstarfishhotel.jp

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