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泥酔状態を世界にさらした大学生VS“ボラット”訴訟の全内容!

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『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』より
『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』より

 アメリカで数多くの訴訟問題を巻き起こしている『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』だが、出演した大学生が“ボラット”を相手取り、裁判を起こした裁判の全内容が最近明らかになった。

 「“ボラット”にだまされた!」と主張している大学生は、作中で“ボラット”がヒッチハイクしているときに出会う3人組の学生たち。ある日、3人は『ボラット』のスタッフに突然声を掛けられて、出演の交渉をされた。このとき、すでにほろ酔いだった3人だが、出演を快諾した後は、さらに浴びるようにスタッフに飲まされた。かなりの泥酔状態になったところで、撮影に使用されたトレーラーまで案内された挙句、出演に関する契約書を出されて、ベロベロの状態でサインをしたそうだ。その後、3人がどうなったかは作品を観てのお楽しみとなるが、
訴えられている“ボラット”も、20世紀FOXも裁判に姿は現さなかった。

 3人の学生のうち、2人が起こした訴訟で、彼らは「初めは、アメリカ国内では上映されないと聞かされていた。また、大学名も、名前も伏せると聞かされていた」ことを主張しているが、もちろん3人の出演シーンはノーカットで名前も大学名も、堂々と入っている。

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 訴えられている“ボラット”も、21歳以下の未成年に飲酒させたことを指摘された20世紀FOXも、裁判に姿は現さず、結局、彼らの訴えは却下されたため、3人の主張の真偽はまだ分からない。

 しかし「ロシアの女は、超最高の娼婦だぜ~!」「みんな、奴隷を持つべきだ!」と大はしゃぎで差別的な発言を繰り返し、そこに写った3人の姿は、まさに“アメリカのお馬鹿な学生”……。現在『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』は世界中でナンバーワンヒットを記録している。アメリカどころか、世界中に醜態をさらしてしまった上に、友人や親戚から白い目で見られ、精神的な苦痛を受けたという3人。笑い飛ばしながらも容赦のない“ボラット”流には、日本でも賛否両論必至となりそうだ。

『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』は、5月26日渋谷よりシネ・アミューズほかにて全国ロードショー

『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』オフィシャルサイト:borat.jp

ボラット・サグディエフさんのページ:movies.foxjapan.com

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