カトリーヌ・ドヌーヴを直撃! 自分を変えたのは『シェルブールの雨傘』のジャック・ドゥミ

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大女優カトリーヌ・ドヌーヴ - 写真:細木信宏

 フランスが誇る大女優カトリーヌ・ドヌーヴが新作『ペルセポリス』について語ってくれた。 この映画は、今年のカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した作品で、イラン出身の監督マルジャン・サトラピが書いた自叙伝をグラフィック・ノベル化し、今回アニメーション作品として完成した。
 
 ストーリーは、イスラム革命で揺れる激動のイランの元で、早熟で実直に生きる若い少女の成長物語を家族愛を通じて描いた秀作。これまで、数多くの役を演じてきた往年の大女優も、アニメの声優をやるのは、今回が初めて。「長い間、ずっと声優にチャレンジしたいと思っていたし、この漫画をすでにフランスの新聞で知っていたから、エージェントから声優のオファーがあったときは、真っ先に飛びついたわ」と語った。声優の初挑戦については、「女優としての身体的かかわりがないから、声だけだと一見自由に感じるけど、ある程度声のスタイルを決める必要があったわ」と答えてくれた。

 そのほかに、これまで一緒に仕事してきた監督で、女優としての価値観を変えさせた人物は誰かという問いには、「変えたというより成長させてくれたのが、デビュー間もないころ、『シェルブールの雨傘』などでかかわったジャック・ドゥミね」と答えた。彼女がかつてラース・フォン・トリアーの作品『奇跡の海』に感銘を受けて、監督に手紙を送り、それがきっかけで『ダンサー・イン・ザ・ダーク』でキャストに抜てきされたのは有名な話。どこまでも貪欲に優れた作品を選択する眼力は、大女優のあるべき姿を垣間見た気がした。

 ちなみに『ペルセポリス』は、フランスの代表作品としてアカデミー賞外国語映画賞にエントリーされている。今作で声優という新たなチャレンジを試みたカトリーヌに、更なる活躍を期待したい。 (取材:細木信宏 シネマトゥデイ)

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『ベルセポリス』は2008年正月、シネマライズほかにて全国公開
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オフィシャルサイトpersepolis-movie.jp

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