深浦加奈子さん、遺作となった映画『ぼくのおばあちゃん』、撮影中は周りに闘病知らせず

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主演の菅井きん(右)と深浦加奈子さん(左)-場面写真より - (C) 2008「ぼくのおばあちゃん」製作委員会

 25日に、S状結腸がんで亡くなった深浦加奈子さんが最後に出演した映画『ぼくのおばあちゃん』が、12月に公開されることがわかった。本作のプロデューサーと深浦さんの夫を演じた俳優の寺島進に、撮影当時の様子を聞いた。

 撮影は2007年の10月に愛媛県の大洲市で、市民の全面バックアップのもとに行なわれ、深浦さんは主人公の少年が通う商店街の八百屋のおかみさんを演じた。当時闘病中だったことは一部の関係者しか知らず、プロデューサーによると「病気であることを感じさせないほどいつもにこやかで、キャストやスタッフと仲良く仕事をしていた」という。

  本作で深浦さんの夫にふんし、映画『GROW 愚郎』でも共演したことのある寺島進は、突然の訃報(ふほう)について「いつも『加奈子姉さん』と呼んでいました。自分は大好きで尊敬できる年上の女性にだけ、名前に『姉さん』をつけています。だから加奈子姉さんが亡くなったという現実がとてもさびしいです。女優として素晴らしいのはいうまでもなく、人として愛情が深いとても大人な女性でした。深浦加奈子さんと同じような芝居をできる人は、残念ながら世界中を探してもいません。加奈子姉さんと共演できたことは一生の想い出です。心からご冥福をお祈りしております。合掌」と哀悼の意を表した。

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 『ぼくのおばあちゃん』は菅井きんと岡本健一がダブル主演し、家族への愛情や命の大切さを描いた感動作。岡本ふんするサラリーマンが、子どものころいつも一緒だったおばあちゃんとの記憶を思い出しながら、家族とは何か、幸せとは何かを考える。監督と脚本を務めたのは、『GROW 愚郎』で長編監督デビューを果たした榊英雄。そのほかのキャストには寺島進、柳葉敏郎原日出子加藤貴子阿部サダヲ清水美沙宮川一郎太津田寛治船越英一郎などそうそうたる面々が出演する。

映画『ぼくのおばあちゃん』は12月よりテアトル新宿ほかにて全国公開

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