タランティーノ作品常連俳優が、現在の映画業界や監督にほえた!

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性格俳優ブルース・ダーンとデヴィッド・キャラダイン - Photo:Nobuhiro Hosoki

 クエンティン・タランティーノ監督作品で知られる、デヴィッド・キャラダインと性格俳優ブルース・ダーンに話を聞いた。

 現在の役者業と、ブルースが駆け出しだったころの俳優業の違いについて聞いてみた。「オレが俳優になろうと思ったのは、ちょうど大学を出たばかりのとき。それまで学校で演劇とかをやったことがなかったのに、俳優になろうと思ったんだ。ドラマスクールに通いはじめたとき、オレは目標を掲げた。ニューヨークに行くこと、アクターズ・スタジオの一員になること、そしてエリア・カザン監督と仕事をすることの3つをね。だが現在の俳優たちの目標は何だい? ハリウッドに行って、ウォーク・オブ・フェームに名前が刻まれるほど有名になって、パーティーに参加することだろう(笑)? 当時は、俳優としての力量を改善していく場所は舞台しかなかった。それが今じゃ、テレビドラマ、映画、さらにリアリティー番組など、ありとあらゆるチャンスがあるじゃないか。もちろん、当時のオレと同じやり方で頑張っている連中もいるだろうが、それはほんの一握りだろうなぁ。俳優にこだわりを持っているヤツらが少ないってことさ」と寂しい現状を話してくれた。

 タランティーノ監督との仕事についてデヴィッドは「これまで数多くの監督といろいろな経験をしてきたが、そのうちの何人かは、自分が何をしているのかまったく理解していなかったなぁ。優れた監督というのは、ほとんどが俳優を束縛せず、上手く使いこなしていたがね。そしてごくまれに出会うのが、俳優を向上させることができる監督さ。それがタランティーノ監督なんだ。映画『キル・ビル』のとあるシーンで、何度もNGを出してしまうセリフがあった。いくらやっても失敗して、なかなかOKにならなくて。だからオレは「ブロードウェイの舞台で何度も同じ演技を繰り返しているようだな」とタランティーノ監督に言ったんだ。そしたら「デヴィッド。このシーンは、君が思い浮かべているそのブロードウェイの舞台のラスト公演での最後のシーンだ。そしてオレは君に、そのブロードウェイに別れを告げる最後の演技を要求しているんだよ」と言うんだ! そんなことを言われたら、全力でやるしかないだろう……」とタランティーノ監督がいかに特別かということを力説してくれた。

 とにかくマイペースな二人。質問からは脱線してばかりで、くだらないジョークも連発していた。しかしその個性的なマイペースさが、彼らの魅力でもあるのだろう。(取材・文:細木信宏 / Nobuhiro Hosoki)

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