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桃井かおり、若い才能を大絶賛!「久しぶりに面白い作品を観た」

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桃井かおり(中央)のテンポに巻き込まれた渡辺一志(左端)と奥秀太郎監督
桃井かおり(中央)のテンポに巻き込まれた渡辺一志(左端)と奥秀太郎監督

 女優、桃井かおりが13日、東京・渋谷のシネマライズで上映中の出演映画『USB』(奥秀太郎監督)の舞台あいさつを行った。

映画『USB』

 本作で、渡辺一志演じる主人公の母親を演じている桃井は、2007年のベルリン国際映画祭で奥監督と初めて出会ったのが出演のきっかけだったと言い「映画祭で奥監督の映画『カインの末裔』を観たらすごく面白かった。誘って下さいよ、と言ったらその後、本当にオファーが来て驚いたの!」と興奮気味。本作の感想を聞かれると「すごく好きな作品。説教くさくないし、自虐的。テーマがいいし、久し振りに面白い映画を観たなぁと興奮しました。だから今日来てるんです!」と33歳の新しい才能を褒めちぎった。現在桃井は、ロサンゼルスと日本を往復しながら活動しており、12日に帰国したばかりだった。

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 一方、奥監督は「本当にありがたい。そんな風に言われるとそわそわする(笑)」と感激した様子。渡辺は「桃井さんとの演技が一番やりやすかった。やっぱりすごい。本当にうちの母親としゃべってるようでした(笑)」と敬意を表した。この日の桃井は、控えめな雰囲気の男性陣二人とは対照的に冗舌で、フォトセッションでは監督と渡辺の肩に自ら手を回してニッコリ。国内外で活躍し監督業もこなすベテラン女優の風格を終始漂わせた。

 本作は、原子力発電所の臨界事故で放射能汚染された町を舞台に、破滅と再生に向かう男女の姿を描くラブストーリー。演劇界の重鎮である野田秀樹や銀杏BOYZのボーカリスト・峯田和伸など、各方面で活躍する豪華キャストが集結している。

映画『USB』はシネマライズほかにて全国公開中

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