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全米に3Dブーム到来!『ファイナル・デッドサーキット 3D』が全米第1位に

全米ボックスオフィス考

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「首位から落ちないように、しっかりつかまれ~!」(映画『ファイナル・デッドサーキット 3D』より)
「首位から落ちないように、しっかりつかまれ~!」(映画『ファイナル・デッドサーキット 3D』より) - (C) MMV New Line Productions,Inc. All Rights Reserved.

 ホラーというジャンルは、封切りウイークエンドにコケることが稀である。そして昨今のハリウッドの傾向として、3D映画といえば十中八九大ヒットを記録している。今週、2,741万ドル(約27億4,100万円)をたたき出して全米第1位に輝いた映画『ファイナル・デッドサーキット 3D』は、これらのヒット要素を両方とも兼ね備えており、今回で4作目となるシリーズの中で最高の売り上げを記録した。(1ドル100円計算)

 封切り館3,121件のうち、1,678館が3Dでの上映を行っており、同作品のウイークエンド興行収入トータルの70パーセント(推定約1,900万ドル(約19億円))を占めた。ストーリーの内容が、オリジナル第1作目とほぼ同様なのにもかかわらず、これだけのヒットを記録したのは、ひとえに3Dの恩恵によるところが大きい。この映画ほど3Dにうってつけの作品はないと言える。話に聞くと、オリジナルの映画『ファイナル・デスティネーション』を観て以来、「3Dバージョンができないものか?」と待ち焦がれていたファンも多いようだ。週末に配給ワーナー・ブラザーズが観客に行った調査によると、意外にも52パーセントが女性で、全体の60パーセントが25歳以下の観客であったという結果が出ている。

 今週の第2位は、1週間でその王座を譲る羽目になってしまった映画『イングロリアス・バスターズ』で1,930万ドル(約19億3,000万円)。下降率は50パーセント以下の49.3パーセントにとどまり、まだまだ余力があるところを見せている。

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 第3位は、こちらもホラー作品でシリーズものの映画『ハロウィンII』(原題)で1,635万ドル(約16億3,500万円)の成績。よくもここまで似たような作品を何本も作れるものだと、妙な敬意を示さずにはいられないこのシリーズだが、こういったたぐいのものをハリウッド映画業界ではフランチャイズという。作れば、とりあえず投資家たちが喜ぶくらいの売り上げがあるから、なかなかこのフランチャイズは絶えないのだ。だが、どうやらオリジナルの1981年版映画『ハロウィンII』の方が人気があったようで、このフランチャイズもそろそろガス欠では……といううわさも飛び交っている。

 続いて第4位は、1,027万ドル(約10億2,700万円)を収めた映画『ディストリクト9』(原題)。このジャンルにしては依然として快調な成績を上げ続けており、下降率も43.6パーセントと悪くない。

 トップ5の最後を飾るのは、デビュー4週目に入った映画『G.I.ジョー』で772万ドル(約7億7,200万円)。公開24日間で、1億3,220万ドル(約132億2,000万円)の興行収入を記録している。

 次回のランキング予想だが、今週末の封切り作品は夏の大作シーズン直後のお疲れモードに入っているようで、公開作品は多いもののこれといって目を引くものが少ない。あえて言えば、トップ5有力候補にジェラルド・バトラー主演のアクション映画『ゲーマー』(原題)が挙げられるかもしれないが、『ファイナル・デッドサーキット 3D』が王座を死守する可能性も十分ある。

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 このほかには、レニー・ゼルウィガーケヴィン・ベーコン主演のラブコメ映画『マイ・ワン・アンド・オンリー』(原題)、サンドラ・ブロック主演のラブコメ映画『オール・アバウト・スティーブ』(原題)、そしてジェイソン・ベイトマンベン・アフレック主演のコメディー映画『エクストラクト』(原題)、そして日本が誇る渡辺謙がジョン・キューザックコン・リーらと競演する映画『シャンハイ』(原題)などがある。

 ちなみにサンドラは、つい最近、映画『あなたは私の婿になる』のヒットによりラブコメ・クイーンに返り咲いたものの、半年の間に同じジャンルで似たようなキャラを演じる作品を2本も放つのは、少々リスキーに思われる。また、『エクストラクト』(原題)は主役がジェイソンと少々弱く、共演も少々弱めのベンということから(ベンがジェニファー・ロペスと共演した映画『ジーリ』から受けたダメージは一生もの!?)、これらの作品がトップ5に食い込むだけのインパクトがあるか疑問である。

 最後に、映画『崖の上のポニョ』について触れておこう。公開劇場数が972館からスタートし、3週目に入った今週は、トップ10圏外の第13位。だが、先週からの下落率は、22.2パーセントと比較的低く、興行収入は、トータルで1,103万ドル(約11億300万円)となっている。もっと劇場数が多ければ、トップ10内に食い込み続けたかもしれない……。(取材・文:神津明美 / Addie Akemi Kohzu)

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