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モントリオール映画祭で鶴瓶にブラボーの嵐!第二の『おくりびと』なるか!?

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モントリオールの地元で大うけ!(写真左から、笑福亭鶴瓶、西川美和監督、瑛太)
モントリオールの地元で大うけ!(写真左から、笑福亭鶴瓶、西川美和監督、瑛太) - 撮影:大西二士男

 3日(現地時間2日)、現在カナダのモントリオールで開催中の第33回モントリオール世界映画祭のワールド・コンペティション部門で、映画『ディア・ドクター』が公式上映され、主演の笑福亭鶴瓶瑛太西川美和監督が舞台あいさつを行なった。

映画『ディア・ドクター』

 2,000人の収容が可能なメイン会場のメゾヌーヴ劇場はほぼ満席で、上映中は役者のちょっとしたセリフや動きなど、細かい部分で客席から笑いが起こり、観客たちが本作を心から理解し楽しんでいることがうかがえた。上映後はエンドロール辺りから拍手が起こり、会場が明るくなってからも約10分もの間鳴り止むことはなかった。さらに、会場に鶴瓶らがいることに気づいた観客たちは、スタンディングオベーションでその感動を伝え、その後は鶴瓶らを握手とサイン攻めにした。

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 そんな現地の反応を肌で感じた鶴瓶は、「街を歩いていて、映画を観た人からブラボー!って声を掛けられてびっくりしたで、ほんま。ブラボーと名前変えようかと思うぐらい(笑)」とご機嫌。瑛太は「ブラボーという称賛をいただき、とてもうれしい気持ちになりました。日本映画をどんどん世界の方々にも観ていただきたい」と手応えを感じ、自信を付けたようだ。そして西川監督は「この映画祭は、生活している方たちにとても多く観ていただけて、距離の近さを感じました」とコメントした。

 モントリオール世界映画祭は、トロント国際映画祭と並ぶ、北米最大規模の映画祭。日本映画との関わりも深く、昨年度グランプリを受賞した『おくりびと』は、本映画祭での受賞を機に一気に注目を集め、本年度のアカデミー賞外国語映画賞を受賞した。『ディア・ドクター』も『おくりびと』同様、派手さはないが、じんわりと心にしみるヒューマンドラマが描かれ、日本映画の素晴らしさがにじみ出ている作品だ。6月27日の公開当初は49館だったが、口コミで評判が広がり、現在はのべ89館に劇場数を増やし、本映画祭への出品を機にさらに47館での上映が決まっている。本映画祭を機に世界に認められ、第二の『おくりびと』になることができるのか、期待が高まる。

 授賞式は日本時間8日(現地時間7日)に発表される予定だ。コンペティション部門の審査委員には、2006年に映画『長い散歩』で、本映画祭のグランプリを受賞した奥田瑛二監督が選ばれているほか、映画『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』も同部門に出品されている。

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