工藤夕貴が出演するジム・ジャームッシュ監督の新作映画には、日本のヘヴィメタバンドも!

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ジム・ジャームッシュ監督 - (C)Takuhiro Yoshizawa / Marcom Visual Creation

 独特のセンスとユーモアで、ニューヨークのインディーズ映画界を引っ張ってきたジム・ジャームッシュ監督が、工藤夕貴が出演する新作映画『リミッツ・オブ・コントロール』について語ってくれた。本作は「自分こそ偉大だと思う男を墓場に送れ」という任務を与えられた男(イザック・ド・バンコレ)が、名もなき仲間たちの指示により、徐々にターゲットに迫っていく幻想的な旅を描いた作品。

映画『リミッツ・オブ・コントロール』

 過去にロビー・ミュラーなどの撮影監督とコンビを組み、常に個性的な映像を作り上げてきたジム監督。本作では、映画『2046』『レディ・イン・ザ・ウォーター』などで知られる名撮影監督クリストファー・ドイルと手を組んでいる。「クリスが素晴らしいのは、カメラの配置や撮影手法に関して、豊富なアイデアを持ち合わせているところさ。その豊富な中から選考されるショットは、いつも優れたものばかりだよ。それに、彼はわりと早く撮影をこなすんだ。普段の彼は、手持ちのカメラでの撮影が好きらしいけど、本作ではいろいろな撮影にチャレンジしたから、彼にとっても新鮮だったんじゃないかな?」と名撮影監督との仕事を語る、ジム監督。

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 日本のヘヴィメタルバンド、BORISの曲を使用していることについては「彼らのライブは何度か観たことがあるんだ。彼らの曲は、いつも僕の心を開かせてくれて、まるで旅のどこかで風景を眺めているイメージをわかせてくれる感じさ。僕の選曲は普通の監督とは少し違って、人が想定しないような音楽を使用することが多いんだ」と教えてくれた。本作で3度目のジム監督作品参加となるビル・マーレイをキャスティングした理由は「彼の演じた役は、大企業の欲や悪を象徴したものさ。だから、ビルに面白くないヤツを演じさせることが、興味深いことなのかもしれないと考えたんだ。それに彼は、演技の幅が広い俳優だからね」とのこと。

 本作のタイトルは、作家であるウィリアム・S・バロウズのエッセーから引用したものらしい。「彼のエッセーを読んだときに、すっかりそのタイトルが気に入ってしまい、それをそのまま映画のタイトルにすることに決めたんだ。このタイトルがどういう意味なのか、解釈する人によって違うだろうね。例えば、人によってコントロールされているのか、あるいは自己制御のことを指すのか……。もともと人の意見の方が自分の意見よりも興味がある僕にとっては、ピッタリなタイトルだと思うんだ」とジム監督は解説する。

 また予想外のキャスティングともいえる主演のイザックについては「僕のイメージでは、彼は物静かで、エレガントな犯罪者。それにどんなことが起きようとも任務を遂行できる集中力を持っている感じがするだろ? イザックは、数少ないリアクションの中で多くを語ることができる。さらに、彼の映像向きな顔と輪郭、躍動感のある体の動きが魅力でもあるんだ。実際の彼は非常に真面目で、撮影中はずっとキャラクターのまま。われわれと一緒に行動したり、食事をとったりすることもなかったくらいさ」と絶賛していた。(取材・文:細木信宏 / Nobuhiro Hosoki)

映画『リミッツ・オブ・コントロール』はシネマライズほかにて全国公開中

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