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男優の真価はゲイ役で決まる!?クライヴ・オーウェンによるトークショー-ロンドン映画祭

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クライヴ・オーウェン
クライヴ・オーウェン - Photo:Yukari Yamaguchi

 第53回ロンドン映画祭でクライヴ・オーウェンのトークショーが開催された。イギリスからハリウッド進出も果たしたオーウェンが、飾らない素顔をのぞかせた。

 トークショーは、オーウェンのキャリアをたどり、転機となった作品の上映を挟みながら行われた。初期の作品の若きオーウェンを評して、カリスマ性を感じるとの司会の言葉に「僕はナチュラルなカリスマなんてないと思う。多かれ少なかれ意識的に何かしてるんじゃないかな? 僕は鏡の前にずいぶん長いこといるよ」と笑うオーウェン。

 多くのイギリス人俳優がハリウッドで活躍している理由については「ドラマスクールがいいんじゃないかな? イギリスでは3年間フルタイムで学べるし。役者になりたいと思った学生時代に、先生からドラマスクールを勧められたときには、傲慢(ごうまん)にも役者なんて学習してなるものじゃないと考えていたんだけどね。ドラマスクールにはレイフ・ファインズなんかもいたし、行ってよかったと思うよ」と謙虚。オーウェンは、映画『ベント/堕ちた饗宴』で同性愛者を熱演し注目を集め、映画『ルール・オブ・デス/カジノの死角』のカジノ従業員役を射とめた。

 その役柄のセクシーなタキシード姿で次期ジェームズ・ボンドの声も高まった。「実際には、『007』に関してシリアスな話はなかったんだけどね。でも、僕はこれまでやってきたことや、今の状態を本当に良かったと思っているよ」と満足気だ。それにしても映画『ミルク』でゲイの活動家ハーヴィー・ミルクを演じたショーン・ペンがアカデミー賞主演男優賞を受賞したのは記憶に新しいところだし、今年の本映画祭で演技が注目された映画『シングル・マン』(原題)でのコリン・ファースはゲイの教授を演じている。オーウェンが注目されたのもゲイ役だったとなると、男優はゲイ役で真価を発揮する?(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

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