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『ニュームーン/トワイライト・サーガ』米国内だけで200億円超!再び全米ナンバーワンに! -12月1日版

全米ボックスオフィス考

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この勢いは、来週も維持しそうです! (映画『ニュームーン/トワイライト・サーガ』より)
この勢いは、来週も維持しそうです! (映画『ニュームーン/トワイライト・サーガ』より) - TM & (C) 2009 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

 感謝祭連休の週末ボックスオフィスのトップ3は、先週から変動がなく、第1位の栄冠は依然として大人気のトワイライト・シリーズ第2弾映画『ニュームーン/トワイライト・サーガ』に輝いた。

映画『ニュームーン/トワイライト・サーガ』写真ギャラリー

 公開直後のフィーバーぶりは多少落ち着いたものの、『ニュームーン/トワイライト・サーガ』の週末の興行収入は4,287万ドル(約38億5,830万円)、そして封切りたった2週目にして国内総合興行収入がすでに2億3,095万ドル(約207億8,550万円)という驚異的な売り上げをたたき出しており、関係者たちはこのまま暮れまで祝い酒三昧といったところだろう。また、映画『インビクタス/負けざる者たち』『アバター』、そして映画『NINE』といったクリスマス超大作の封切りまでまだ1、2週間あるため、『ニュームーン/トワイライト・サーガ』の王座君臨がもう1週間継続する可能性は十分にある。(1ドル90円計算)

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 第2位は、大健闘の映画『ザ・ブラインドサイド』(原題)で、先週と同様の順位とはいえ18パーセントの売り上げアップで4,011万ドル(約36億990万円)を記録した。主演サンドラ・ブロックにオスカー候補のうわさがささやかれているこの作品は、平日に『ニュームーン/トワイライト・サーガ』を抜いて一時的に第1位に躍り出るなどの快進撃が見せて、公開後10日間ですでに大台1億ドル(約90億円)の興行収入を超え、1億24万ドル(約90億2,160万円)の総合興行収入を記録している。実話に基づいた元気の出そうな『ザ・ブラインドサイド』(原題)は、これからもホリデー・シーズンに向けて家族そろって観られる上質作品ということで、ボックスオフィスでの持続力が期待される。

 第3位も先週と同じだが、33パーセント売り上げダウンで1,765万ドル(約15億8,850万円)の映画『2012』となった。推定製作費が2億ドル(約180億円)と発表されている同作品だが、封切り3週目現在の総合売り上げは1億3,845万ドル(約124億6,050万円)。ホリデー・シーズン中に、もうひとふん張りしてほしいところである。

 第4位は、今週のトップ5中で唯一先週とは異なる作品で、初登場の映画『オールド・ドッグス』(原題)となり、ボックスオフィス売り上げは1,689万ドル(約15億2,010万円)。ジョン・トラヴォルタロビン・ウィリアムズという人気スターが出演しているにもかかわらず、公開後の評判はいまひとつ。ロサンゼルス・タイムズ紙の「ここまで言わなくても……」級のこき下ろし評も、恐らく客足低下に拍車を掛けたのではないか。『オールド・ドッグス』(原題)の頼みの綱としては、今週末はめぼしい封切り作品が比較的少ないので、そのチャンスを生かして興行収入を盛り返せるかが運命の分かれ道であろう。

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 第5位は、先週に続いて映画『Disney'sクリスマス・キャロル』の1,576万ドル(約14億1,840万円)。先週とランキングは同じだが、上映館が565館減ったにもかかわらず、売り上げは28パーセント増。いよいよ本格的クリスマス・シーズンを迎えて、この作品の本領発揮といったところかもしれない。

 12月4日(金)に控えている週末封切り作品だが、大作級のものはないもののチャート入りしそうな映画はロバート・デ・ニーロ主演のホリデー・ドラマ映画『エブリバディーズ・ファイン』(原題)。ロバートのほかにも、ドリュー・バリモアケイト・ベッキンセイルサム・ロックウェルといった豪華キャストが出演しており、旬なストーリー内容から考えてもトップ5に初登場する可能性は大きい。

 次の話題作は、映画『ブラザーズ』(原題)。トビー・マグワイアジェイク・ギレンホール、そしてナタリー・ポートマンと若手オールスター・キャスト出演の作品だ。話の内容が重いことから、このホリデー・シーズン中、比較的家族向けで心温まる映画を好む一般映画ファンたちが、どれだけこの映画に反応を示すか、次回のランキングに関心が集まる。

 さて、最後の話題作は映画『アーマード』(原題)。久々のマット・ディロン主演、ジャン・レノ共演の現金輸送車強盗を扱ったアクションものだ。トップ5に入るかは微妙なところだが、アクションものが少ないこのシーズンだけに、どういったチャートの動きをするか興味深いところだ。(取材・文:神津明美 / Addie Akemi Kohzu)

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