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映画『ラブリーボーン』メインキャスト4人にインタビュー!「天国はあるかもしれない」

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左から、シアーシャ・ローナン、レイチェル・ワイズ、ピーター・ジャクソン監督、スーザン・サランドン
左から、シアーシャ・ローナン、レイチェル・ワイズ、ピーター・ジャクソン監督、スーザン・サランドン - John Shearer / WireImage / Getty Images

 『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソン監督最新作で、第82回アカデミー賞助演男優賞にスタンリー・トゥッチがノミネートをされた映画『ラブリーボーン』。日本でも先日公開されたばかりだが、その出演者シアーシャ・ローナンレイチェル・ワイズスーザン・サランドン、スタンリー・トゥッチにロサンゼルスで撮影のことや映画に関しての話を聞いてみた。

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 作中、14歳という若さでその命を奪われるという難しい役を見事こなした主演のシアーシャ・ローナンだが、撮影中は「原作のスージーのイメージを壊さないかどうかが心配だった」と言う。それに加え、作品の魅力であるCGを駆使したスージーの死後の世界も実際の撮影はブルースクリーンを前にしたスタジオ。「でも、ピーターという素晴らしい監督のおかげで助かったわ。個人的にはどんな監督ともうまくやっていくことが大切だと思っているけど、とにかくピーターとは相性がよかったの」とピーター監督を絶賛。

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 その成果がイギリスのアカデミー賞とも呼ばれるBAFTA賞での主演女優賞ノミネートにつながった。そんな彼女は死後の世界を信じるという。「わたしが信頼している人たちから、幽霊や魂といったたぐいのものを見たという話を聞いたことがあるの。そんなことでウソをつくようなタイプじゃない人たちからね。でも、わたしはこう思うだけ。彼らが見たって言うなら、確かにいたのね。人間のエネルギーは体を離れるとどこかにいくんだってね」と素直な感想を聞かせてくれた。

 そんなシアーシャの母親を演じたレイチェル・ワイズは「死後の世界は信じていないわ」とキッパリ。それでも映画の外では娘役のシアーシャとうまくやっていたようで「シアーシャとの共演は楽しめたわ。彼女は素晴らしい女優ね」とべた褒めだった。ピーター・ジャクソン監督については、「ビジュアルのセンスが抜群で、天国という人間の世界からかけ離れたものをすごく美しく作り上げたわ。映画のストーリー自体は暗かったけれど、笑いが絶えなくて本当にすてきな現場だった」と現場の雰囲気を伝えてくれた。ベストセラーである原作があることにプレッシャーは感じなかったらしい。むしろ偉大な原作に出てくる登場人物を演じることができて光栄だったと大女優としての器の大きさを感じさせた。

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 スージーの破天荒な祖母をユーモアたっぷりに演じたスーザン・サランドンは、ピーター・ジャクソン監督からの熱烈な手紙で出演を打診されたことを明かした。元々、監督の初期作品『乙女の祈り』のファンだったというスーザンは「今回も少女と殺人が絡んでくるから、似ている作品じゃないかと思ったの。だから、たとえ失敗しても面白い失敗になるでしょうね。もちろん、映画は成功するけど」と語った。そんなスーザンは、天国があっても全然おかしくはないと思っているそうだ。

 また、この物語では完全な悪役で、14歳の少女を殺す役を演じたスタンリー・トゥッチは第82回アカデミー賞で助演男優賞にノミネートされている演技派。実際は、子どもが傷つく映画や本は観たくもないと語る。「殺人が行われた洞穴のシーンは大変だったけどね。あそこがいちばんきつかった」と本音を漏らしつつも作品の出来には満足しており、「とにかく美しい物語だし、監督はほんとうにすごい。彼の作品に出演できてうれしいよ」と彼もまたピーター監督を絶賛していた。

 出演者はそろって、映画の出来に満足しているようで、それは言葉の端々からも伝わってきた。それぞれがピーター・ジャクソン監督に対して敬意を払っていることが、映画の完成という一つの目標をより明確にしたのかもしれない。

映画『ラブリーボーン』は全国公開中

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