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『タクシードライバー』のリメイク企画、ラース・フォン・トリアー監督のパートナーが否定

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ラース・フォン・トリアー
ラース・フォン・トリアー - Jean Baptiste Lacroix / WireImage.com / Getty Images

 2月11日から開催されている第60回ベルリン国際映画祭において、マーティン・スコセッシ監督とラース・フォン・トリアー監督のあいだで密談が交わされ、『タクシードライバー』のリメイクが企画されていると報じられたが、どうやら誤報だったようだ。

 業界紙スクリーンデイリーが、トリアー監督のパートナーであるプロデューサーのピーター・オルベク・イェンセンに確認したところ、「そのニュースの情報源であるデンマークの映画雑誌の記事を読みましたが、書かれていることはうそです」との答えが返ってきた。また、イェンセンはトリアー監督がスコセッシ監督の名作『タクシードライバー』をリメイクしたいと考えているなんて「ナンセンスでばかげている」と一笑した。

 今回のニュースは、デンマークのコペンハーゲンの映画雑誌エッコが報じたもので、『タクシードライバー』のリメイクの可能性をスコセッシ監督とトリアー監督のあいだで話し合われたというものだった。そして、その映画雑誌には、イェンセンがリメイク化のうわさを否定も肯定もせず、近日中に正式発表をすると述べたと書かれていたが、そのイェンセン自身が今回のニュースを否定したことから、完全に誤報と思われる。当初から、デンマークの映画雑誌には書かれていないロバート・デ・ニーロの参加や、トリアー監督の実験映画『The Five Obstructions(5つの挑戦)』(原題)のような条件つきのリメイク企画ではと、憶測がそのまま事実のように報じられ始めたころから、このリメイク企画を疑問視する声があがっていた。実現すれば異色の顔合わせであったが、トリアー監督にしても、スコセッシ監督にしても、多くの映画ファンを魅了し続けている『タクシードライバー』をリメイクする時期ではないことを承知しているだろう。

 スコセッシ監督の次回監督作は、ワーナー・ブラザースによって映画化されるブライアン・セルズニックの児童書「ユゴーの不思議な発明」で、スコセッシ監督にとって初めての児童文学の映画化作品であり、同作は3D映画として製作される見込みだ。ほかに、スコセッシ監督はデ・ニーロと再びコンビを組んでギャング映画を撮る企画もあり、1995年の映画『カジノ』以来の名コンビ復活が期待されている。

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