全米熱狂！「24」を超えるテレビドラマ「バーン・ノーティス」シーズン4製作決定！主演のマイケル役を直撃！

　日本でも地上波放送が始まり、人気急上昇中の海外ドラマ「バーン・ノーティス　元スパイの逆襲」。本国アメリカではシーズン3が終了したばかりだというのに早くもシーズン4の製作が決定しており、日本でも来月2日にシーズン2のレンタルスタートが控えている。今回は主人公の元スパイ、マイケル・ウェスティンを演じるジェフリー・ドノヴァンに話を聞いた。

　ドラマのタイトルである「バーン・ノーティス」とは解雇通知の意味。ドラマの冒頭で、マイケルはナイジェリアの危険な潜入捜査の最中に突然クビを宣告されてしまう。命からがら帰国し、故郷のマイアミに戻ったマイケルは、まったく理由のわからない解雇の真相と黒幕を突き止めるため、雇い主へのスパイ活動を開始するという物語だ。生活費を稼ぐために街の私立探偵もこなし、一事件一話で完結する作りになっている。

　スパイ・アクション物というと「007」シリーズのジェームズ・ボンドがまず思い浮かぶが、「007」に代表される従来のスパイと「バーン・ノーティス」の主人公のマイケルの違いは、「一言で言うとユーモアかな」とマイケルを演じるジェフリーは答えた。「このドラマがアメリカ国外でヒットしている理由も、そこらへんにあるんじゃないかな。わからないけど」と笑いを交えながら話す姿からは確かに真面目まじめ一辺倒な印象は受けない。そういえば、「バーン・ノーティス」のマイケルも笑顔を常に絶やさないキャラクターだが「実は、最初の脚本にはマイケルが笑顔を見せるっていう記述はどこにもなかったんだよ」とジェフリーはこちらを驚かせた。冗談ですよね、とツッコミを入れてみたが、どうやら本気のようだ。

　「マイケルは笑顔を浮かべることで冷静になれるのを知っているんだ」とジェフリーは説明する。「笑顔のもたらす効果はばかにはできないよ。トラブルから脱するため笑顔になるというのは当初のアイデアにはなかったけど、笑顔のマイケルは非暴力的な方法で事件を解決するだろ？　僕がこの作品でとても気に入っているところはそこなんだ」というジェフリー自身、実は空手の黒帯であり、ほかにも総合格闘技や合気道をやっており、スタントやアクションも自分でこなすことが多いという。

　また、舞台となっているマイアミについては「仕事をするにも暮らすにも素晴らしい街だ」とお気に入りのよう。「でも、マイケルはそこから出て行きたがっているんじゃないかな。シーズン2では、マイケルの過去のすべてが彼に襲い掛かってくる。マイケルはそれから逃げるためにも、マイアミから出たがっているんだよ」と自身が演じるキャラクターに同情的だった。最後、日本のファンに一言と言われるとトレードマークの笑顔で「ありがとうございました」と日本語であいさつをしたジェフリー。本国でのシーズン4製作も決定し、人気シリーズへの一歩を踏み出した「バーン・ノーティス」とジェフリーからは、まだまだ目が離せそうにない。

　DVD「バーン・ノーティス 元スパイの逆襲 シーズン2」vol.1~3は4月2日よりレンタル開始　
セルDVD「バーン・ノーティス 元スパイの逆襲 シーズン2 DVDコレクターズBOX」は6月18日発売 税込み: 13,440円 発売元 20世紀フォックスホーム エンターテイメント ジャパン