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本屋大賞の映画化作品『告白』の原作者・湊かなえが本音を告白!

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告白します。実は……。
告白します。実は……。

 映画『嫌われ松子の一生』『パコと魔法の絵本』などで知られる中島哲也監督がメガホンを取り、松たか子の主演で映画化されたベストセラー「告白」の原作者・湊かなえがインタビューに応じ、新たな発見があったという本作について告白した。

 2009年の本屋大賞に輝いた小説「告白」は、教え子にまな娘を殺された中学校の女性教師が、自らの手で犯人に処罰を与えようとする衝撃の物語。事件にかかわった人物の独白形式で、次々と新たな事実が浮かび上がっていくち密な構成が話題となり、180万部を超えるベストセラーを記録、今なお売り上げを伸ばし続けている。この作品が中島哲也監督の手で映画化されることになったとき、原作者の湊かなえは、「まさかの中島監督!?」と心の底から驚いたそうだ。

 それもそのはず、湊は以前から中島監督の大ファン。特に映画『下妻物語』がお気に入りで、監督と初めて打ち合わせをしたときも、仕事を忘れて映画の感想を話しまくってしまったという。「最初はこんな庶民のわたしが偉大な中島監督に何を話せばいいのだろう? と緊張しましたが、とても優しい方で、もっと好きになりました」とほほ笑む湊。映画化にあたっては、敬愛する監督にすべてを委ねたそうで、「監督の解釈は本当に素晴らしかった! この作品は自分の中で完成していたはずなのに、さらなる向こう側の世界を見せていただきました」と感慨深げに語った。

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 さらに湊は、主人公の森口先生を熱演した松たか子をはじめ、キャストたちからも新鮮な刺激を受けたという。「告白」を書くにあたっては、読者が登場人物に固定したイメージを抱かないよう、あえて外見の特徴を描写しなかったそうだが、「今ではすっかり松さんが森口先生のイメージになりました。松さんを思い浮かべながら小説を読むと、また違った世界が広がるんです」と役に成り切った松を絶賛。また、新任の熱血教師ウェルテルを演じた岡田将生については、「あんな空気の読めない滑稽(こっけい)な人物の役を、よく引き受けてくれましたよね!」と本音を明かしながらも、「ウェルテルを岡田さんが演じたことで、彼も事件に巻き込まれた一人なんだと痛感し、かわいそうになってしまいました」と自らが生み出したKYなキャラクターに対し、新たな感情が芽生えたことを打ち明けた。

 学級崩壊、13歳の殺人者、教師の復讐(ふくしゅう)といったショッキングな要素を含みつつ、独特の映像センスで観る者を圧倒する本作について、「誰もが持つ負の感情を、思いっきり膨らませた作品です。ミステリーでもホラーでもない、今まで観たことのない感覚を味わえると思います!」と豪語する湊。中島監督やキャストたちによって、新たに生まれ変わったベストセラーの魅力を、ぜひともスクリーンで堪能してほしい。

映画『告白』は6月5日より全国公開

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