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『ハリポタ』シリーズの撮影で子どもの仕事時間に政府が規制!父親をセットに呼ぶことで解決?

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ニコラス・ウィンディング・レフン監督
ニコラス・ウィンディング・レフン監督 - Photo:Nobuhiro Hosoki

 映画『プッシャー』『ブロンソン / Bronson』(原題)で注目されたデンマーク出身のニコラス・ウィンディング・レフン監督が、新作映画『バルハラ・ライジング / Valhalla Rising』(原題)について語ってくれた。

 『バルハラ・ライジング / Valhalla Rising』は、十字軍が台頭する前のノルウェーが舞台で、獣のように奴隷扱いされていた男ワンアイ(マッツ・ミケルセン)が、ある日天からの啓示を受け覚醒(かくせい)し、キリスト教徒のバイキングと共に聖地エルサレムに向かうというストーリー。主役を務めるのは、映画『プッシャー』にも出演したマッツ・ミケルセンだ。

 レフン監督は、主演のマッツについて、卑劣な役をうまく受け入れて演じることができるのが魅力だと語る。そんなマッツが本作でふんしたのは、一言も話さず、存在感と表情だけで演技をすることが必要だったという難しい役どころ。レフン監督は、「僕はマッツを言葉を発せずとも演じることのできる数少ない俳優だと思っている」とさらに褒めたたえ、マッツは歳を重ねるごとに良くなっていると話した。実際、マッツはサム・ワーシントン主演の映画『タイタンの戦い』、ミラ・ジョヴォヴィッチオーランド・ブルームが出演する映画『The Three Musketeers(三銃士)』(原題)にも出演した今絶好調の俳優だ。

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 共同で脚本を執筆したロイ・ヤコブセンは、歴史家、作家でもあるため、「彼が参加してくれたことが、この映画の信憑(しんぴょう)性を高めることになった」とレフン監督は話す。「キリスト教徒のバイキングが存在していたことさえ知らなかったからね。それと彼の知識のおかげで、ストーリーをより膨らませることができたんだ」と明かした。

 この映画の撮影は、人里離れた山の上で撮影されたそうで、「この映画が、これまでの作品の中で一番体力を要求された作品だったと思う」とその苦労を語った。往復4時間の道のりを毎日移動し、撮影していたそうだが、「おかげで神秘的なものを撮影することができたよ」とその仕上がりには満足の様子だった。

 最後にレフン監督は、主役のワンアイと共に旅をする子役のマーティン・スティーヴンソンが司教役のゲイリー・ルイスの息子だと明かした。「最近『ハリー・ポッター』シリーズの撮影で、子どもの仕事時間に関して政府がうるさくなっていたんだけど、今回は父親がセットで共に撮影していたから、比較的柔軟にマーティンを撮影することができたんだよ」と意外な撮影秘話を教えてくれた。

 レフン監督が独自の世界を作り上げることができたと自負する本作は、ハリウッド映画とは異なる雰囲気を放っている。レフン監督は、ライアン・ゴズリングが主演するといわれている映画『ドライブ / Drive』でメガホンを取るとも報じられている。(取材・文:細木信宏 Nobuhiro Hosoki)

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