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『バイオハザード IV アフターライフ』が全米第1位に! -9月13日版【全米ボックスオフィス考】

『バイオハザード IV アフターライフ』が全米第1位に! -9月13日版
この結果は、必然だった!? (映画『バイオハザード IV アフターライフ』より)

 大型の新作作品がたった1本だった今回の全米チャートで、シリーズ4作目にあたる映画『バイオハザード IV アフターライフ』が悠々と全米ナンバーワンの座を獲得した。

 3,203館・推定4,700スクリーン、そのうち2,062館が3D上映、141館がIMAX3Dで公開されたミラ・ジョヴォヴィッチ主演の同作品は、2,665万ドル(約22億6,525万円)を売り上げて第2位以下を大きく引き離し、シリーズで一番のデビュー売り上げをたたき出している。とはいうものの興行収入に対し、観客動員数を以前のシリーズと比較すると『バイオハザード IV アフターライフ』は、封切りウイークエンドにおいて歴代シリーズ上で一番低い動員数を記録している。では、動員数が少ないのにこれだけの売り上げを伸ばしているという事はどういった要因があるのか。これは、観客動員数が少なくても3D上映においてはチケット1枚あたりの単価が大きいこと、そして普通上映館の鑑賞券においても数年前と比べて格段に値上げされていること、そしてチケットの単価は大きいが収容人数が限られるIMAXシアターの普及などが挙げられ、観客動員数は減ってもチケット売り上げの数字に取りあえず支障はないということだ。(1ドル85円計算)

 ちなみに配給のソニー・ピクチャーズの調べでは、週末にこの映画を観に来ていた58パーセントは男性客、そして全体の49パーセントが25歳以下の観客だった。

 第2位は、先週の第3位から返り咲いた映画『テイカーズ / Takers』(原題)。イケメン銀行強盗軍団の華やかな悪行を描いたこの作品、今週は、ほかに目立ったライバルがいなかったとはいうものの意外な持久力で今週は568万ドル(約4億8,280万円)をたたき出した。公開後17日で、4,770万ドル(約40億5,450万円)の総合興行収入を記録している。

 第3位はジョージ・クルーニー主演の映画『ジ・アメリカン / The American』(原題)で567万ドル(約4億8,195万円)。先週から56.9パーセント売り上げ減で、2ランクダウンとなった。

 今週のチャートで一番の落下を記録してしまったのは、先週の第2位から62.4パーセントという降下率で第4位となった映画『マシェティ / Machete』(原題)で429万ドル(約3億6,465万円)。『マシェティ / Machete』(原題)の土台となっている2007年の映画『グラインドハウス』と比べて、現時点のトータルでは『マシェティ / Machete』(原題)の成績の方が上回っており、公開後10日で2,100万ドル(約17億8,500万円)を記録している。

 トップ5の最後は、先週と同じでドリュー・バリモア、ジャスティン・ロング共演の映画『遠距離恋愛 彼女の決断』(原題)で379万ドル(約3億2,215万円)の興行収入。先週公開された新作の中では、今週のランキングで一番降下率が少なかったものの、公開後の総合興行成績はお世辞にもいいとはいえず、10日間の収入合計は1,400万ドル(約11億9,000万円)となっている。

 今週末の全米興行成績のトータルは、去年の同時期と比べて11パーセントの減少となったが、これはアメリカの祝日レイバー・デイ直後の週末ではありがちな現象。10月に入るとアカデミー賞やゴールデン・グローブ賞がうわさされる作品が続々と公開され始め、感謝祭の11月に入るとクリスマス大作シーズンが開幕するため、9月のボックスオフィスは映画賞シーズン開幕直前となり、嵐の前の静けさといった感じになるのだ。

 次回のチャート予想だが、今週末の新作ラインナップも引き続き活気に乏しい様相を呈しており、話題作は3本あるもののどことなく地味な雰囲気だ。

 とりあえず、今週第1位だった『バイオハザード IV アフターライフ』と小競り合いになりそうなのが週末封切りの映画『ザ・タウン / The Town』(原題)だ。「プリンス・オブ・シーブス」という小説を基にした作品で、ストーリーは最近ハリウッドで流行の(!?)銀行強盗もの。ベン・アフレックが脚本・監督・主演を手掛けた意欲作で、共演はテレビドラマ「MAD MEN マッドメン」で渋さが人気のジョン・ハム、第82回アカデミー賞で作品賞などを受賞した映画『ハート・ロッカー』で一躍注目されているジェレミー・レナーが脇を固めている。

 さて、アメリカでは恐怖映画が旬なハロウィーンが近づいているが、週末公開の映画『デビル / Devil』もタイミング的に良さそうな作品である。この映画の売りは、M・ナイト・シャマランがストーリーを手掛けていることで、有名俳優はほとんど出演していない。エレベーターに閉じ込められた数名が超常現象を体験し始め、とんでもない恐怖の奈落へと落とされていく……という内容。予告編を見る限りでは、映画『ソウ』シリーズのような血みどろ劇というよりは背筋がメチャクチャ寒くなるというタイプで、ひょっとすると精神的にコワいホラーという可能性もある。血みどろ抜き(?)のこの作品が、どこまでチャートを上るか。

 最後の話題作は、ボックスオフィスでいつも強いアニメ作品で、映画『アルファ&オメガ / Alpha and Omega』。声優のラインナップも含めてどこか地味な雰囲気のある作品だ。夏休みも終わって映画館から子どもの観客が減っている秋のシーズンに、こういった作品が果たしてどこまで健闘できるのかが注目される。(文・取材: アケミ・トスト/Akemi Tosto)


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