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これがあがた森魚流!「たとえ観客一人でもあなたに歌う」とファンの胸をギュッと抱擁

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アットホームなライブは大盛況!! -あがた森魚
アットホームなライブは大盛況!! -あがた森魚

 還暦を迎えてもなお精力的な活動を続けるシンガー・ソングライターのあがた森魚が18日、DVD『あがた森魚 ややデラックス』&『あがた森魚とZipang Boyz號の一夜』の発売を記念し、タワーレコード渋谷店15周年イベントの一環として同店で弾き語りライブとサイン会を行った。

あがた森魚も出演する映画『海炭市叙景』場面写真

 あがたといえば1972年に「赤色エレジー」で50万枚を売り上げる大ヒットを記録。音楽や映画を中心に活躍し、型破りな生き様でファンを魅了してきたシンガー・ソングライターだ。DVD『あがた森魚 ややデラックス』では2008年に還暦を迎えたあがたが、1台のキャンピングカーに乗り込み全国67か所をまわるさすらいのライブツアーに挑む姿を完全密着。そんなあがたの人気を物語るように、会場には幅広い年代のファンが集まっていた。

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 開始時間になるとギターを抱えてステージに登場したあがた。ソフトな歌声で「港のロキシー」「渓谷鉄道研究家になるんだ」を披露すると、会場は温かな空気が充満。3曲目の「佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど」では曲に込めた想いに涙ぐむシーンもあったが、ノリノリな曲に会場は聞き入っていた。

 演奏の合間には自身の音楽論や本作のエピソードも語り、ライブツアーで観客が少なく肩を落とす事もあったと振り返る場面も。それでも「(観客が)たとえ一人しかいなくてもあなたに歌う。こういう会場で直接会えるって素晴らしいです」と旅をしながら思ったという気持ちを告白し、ファンもうなずきながら耳を傾けていた。イベントには竹藤佳世監督もサプライズ登場し、サイン会でもファンに気軽に話しかけられるなど、気さくな人柄でサイン会も大盛況。

 ライブ中は郷愁を感じさせるあがたの歌声に足を止める若い世代の人たちの姿もみえ、これがあがた森魚だ、といわんばかりのアットホームな空気が会場いっぱいに広がっていた。

DVD『あがた森魚 ややデラックス』、DVD『あがた森魚とZipang Boyz號の一夜』は9月3日より発売中

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