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3D映画特需を享受した『海猿』がトップ!!公開規模の小さい『ガンダム』が驚異の3位ランクインで強い!!【映画週末興行成績】

3D映画特需を享受した『海猿』がトップ!!公開規模の小さい『ガンダム』が驚異の3位ランクインで強い!!
映画『THE LAST MESSAGE 海猿』より - (C) 2010 フジテレビジョン ROBOT ポニーキャニオン 東宝 小学館 エー・チームFNS27社

 今年、興収100億円を超えた作品は『アバター』『アリス・イン・ワンダーランド』『トイ・ストーリー3』の3本。これらの作品がメガヒットを記録したのは、作品が支持されたことに加え、3D特別料金が入場料に上乗せされたことも大きい。「どうせ観るなら3Dで」という消費者心理にピッタリとはまって、ある種の3D特需を生み出したともいえる。そんな中、興行最大手のTOHOシネマズが、映画『THE LAST MESSAGE 海猿』が初日を迎えた18日より、3D料金を100円値上げし、「入場料+400円」にするという措置に踏み切った。

 さらに映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』が初日を迎える11月19日からは、業界2位のワーナー・マイカルが、3Dメガネを有料(100円)で貸し出すシステムに切り替えると発表した。こちらでは3Dメガネの持ち帰りが可能なため、次回来場時に持参すれば貸出料金はかからないというエコを意識したシステムではあるが、全員が次回もメガネを持参するとは考えられないため、実質的な値上げと見ていいだろう。秋冬興行はほかにも映画『トロン:レガシー』など、3D話題作が続々と公開される。これらの値上げが消費者心理に影響を及ぼすのか、それともさらなるメガヒットを生み出す土壌作りに貢献するのか、そして他社は、上位2社の値上げの流れに追従するのか。3Dをめぐる興行の世界の動向に注目してみても面白いだろう。

 そんな中で興行関係者が注目していた『THE LAST MESSAGE 海猿』の成績だが、ふたを開けてみれば、初登場でダントツの1位という結果となった。全国467スクリーンで公開され連休3日間の成績は動員93万9,950人、興収14億3,095万4,460円(土日成績は動員61万2,211人、興収9億5,696万5,660円)。興収71億円を記録した前作対比で130.4%という結果となった。そして連休3日間成績の内訳は3D(277スクリーン)が動員65万5,922人、興収10億6,059万2,600円、2D(190スクリーン)が動員28万4,028人、興収3億7,036万1,860円。すべての映画館が値上げしたわけではないので、値上げの影響がどう出たかは不明だが、本作の3Dシェア自体は74.1%となっており、3D人気はまだまだ衰えていないと見ていいだろう。

そして首位からワンランクダウンで2位となった映画『バイオハザード IV アフターライフ』だが、20日までの成績は早くも動員が164万3,384人、興収が25億9,760万7,700円を突破している。マインドベース(株)調べの座席数シェア(延べ上映回数×上映スクリーンの座席数)では、先週に比べて座席数シェアが大幅減という報告がなされており、他の3D作品などとのスクリーン争いが激しくなっていることがうかがえる。

 3位には「機動戦士ガンダム」シリーズ約19年ぶりの完全新作『劇場版 機動戦士ガンダム00 (ダブルオー) -A wakening of the Trailblazer-』が初登場ランクイン。全国88スクリーンとそれほど大きな規模の公開ではないにもかかわらず、連休3日間の成績は動員18万1,633人、興収2億4,962万8,400円(土日成績は動員13万4,759人、1億9,089万2,600円)という結果をたたき出した。入場者プレゼントとして、テレビシリーズと映画の間に隠されたストーリーを書き下ろした12種類のキャラクター別、超プレミア「STORYカード」を週替わりで配布したこともファンの関心を集めたと思われる。人気声優が集結した舞台あいさつ時のチケットは完売。急きょ追加舞台あいさつが行われるなど、その熱気はとどまるところを知らないようだ。

 そして今週の4位は『悪人』が2ランクダウン。公開3週目の『BECK』は5位で2ランクダウンという結果になった。また、6位にはエリザベス・ギルバートの自伝的小説をジュリア・ロバーツ主演で映画化した『食べて、祈って、恋をして』が初登場。全国285スクリーンでの公開で、初日3日間の動員は15万9,605人、興収1億9,879万5,009円という結果になった。主演のジュリア・ロバーツが本作のPRのため初来日したことも話題になった。また、テレビ、雑誌、新聞、ウェブなどで熱心にPRしたことも本作の知名度を上げることに貢献したといえるだろう。

 7位から10位は先週よりそれぞれ3ランクずつスライドダウン。7位は公開5週目の映画『ハナミズキ』。8位は公開10週目となる『借りぐらしのアリエッティ』、9位は公開11週目となる『トイ・ストーリー3』、10位は公開6週目となる『ベスト・キッド』という結果になった。そして夏興行を盛り上げた『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』が公開12週目にして11位と、いよいよベストテン圏外に。夏の終わりを実感させられる今週のランキングだった。

 今週末公開の作品では映画『君に届け』『十三人の刺客』という東宝配給作品の2本に注目。毎週のように強力な作品を供給する東宝の勢いもあり、来週はランキングの半数が東宝作品で占められるという可能性もありそうだ。(ランキングなどは興行通信社調べ)(取材・文:壬生智裕)


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