『ワン・バトル・アフター・アナザー』が最多！ゴールデン・グローブ賞映画部門ノミネート全リスト

　第83回ゴールデン・グローブ賞映画部門のノミネーションが8日に発表され、ポール・トーマス・アンダーソン監督作『ワン・バトル・アフター・アナザー』が最多9ノミネートを獲得した。

【画像】映画初出演でディカプリオの娘役！可愛すぎるチェイス・インフィニティ

　『ワン・バトル・アフター・アナザー』は、元革命家のさえない男がその過去が原因で追われる身となり、娘までさらわれ、怒涛の逃走劇＆追走劇を繰り広げるコミカルなアクションスリラー。コメディー/ミュージカル部門の作品賞、女優賞（チェイス・インフィニティ）、男優賞（レオナルド・ディカプリオ）、助演女優賞（テヤナ・テイラー）、助演男優賞（ベニチオ・デル・トロ、ショーン・ペン）、監督賞、脚本賞（アンダーソン監督）、音楽賞（ジョニー・グリーンウッド）で9ノミネートとなった。

　それに続いたのが、カンヌ国際映画祭史上最長となる19分間のスタンディングオベーションを贈られたヨアキム・トリアー監督作『センチメンタル・バリュー』で8ノミネート。ライアン・クーグラー監督作『罪人たち』は7部門ノミネート。日本からはアニメーション作品賞に『劇場版「鬼滅の刃」無限城編　第一章　猗窩座再来』が入った。授賞式は2026年1月11日（現地時間）に開催される。（編集部・市川遥）

映画部門のノミネーションは以下の通り。
■作品賞（ドラマ）
『フランケンシュタイン』
『ハムネット』
『イット・ワズ・ジャスト・アン・アクシデント（英題） / It Was Just an Accident』
『ザ・シークレット・エージェント（英題） / The Secret Agent』
『センチメンタル・バリュー』
『罪人たち』

■作品賞（コメディー/ミュージカル）
『ブルー・ムーン（原題） / Blue Moon』
『ブゴニア』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
『しあわせな選択』
『ヌーヴェル・ヴァーグ（原題） / Nouvelle Vague』
『ワン・バトル・アフター・アナザー』

■アニメーション作品賞
『劇場版「鬼滅の刃」無限城編　第一章　猗窩座再来』
『アルコ（原題） / Arco』
『星つなぎのエリオ』
『KPOPガールズ！　デーモン・ハンターズ』
『リトル・アメリ・オア・ザ・キャラクター・オブ・レイン（原題） / Little Amelie or the Character of Rain』
『ズートピア2』

■興行成績賞
『アバター：ファイヤー・アンド・アッシュ』
『F1(R)／エフワン』
『KPOPガールズ！　デーモン・ハンターズ』
『ミッション：インポッシブル／ファイナル・レコニング』
『罪人たち』
『WEAPONS／ウェポンズ』
『ウィキッド　永遠の約束』
『ズートピア2』

■非英語作品賞
『イット・ワズ・ジャスト・アン・アクシデント（英題） / It Was Just an Accident』（フランス）
『しあわせな選択』（韓国）
『ザ・シークレット・エージェント（英題） / The Secret Agent』（ブラジル）
『センチメンタル・バリュー』（ノルウェー）
『シラート（原題） / Sirat』（スペイン）
『ザ・ボイス・オブ・ヒンド・ラジャブ（原題） / The Voice of Hind Rajab』（チュニジア）

■女優賞（ドラマ）
ジェシー・バックリー　『ハムネット』
ジェニファー・ローレンス　『ダイ・マイ・ラブ（原題） / Die My Love』
レナーテ・レインスヴェ　『センチメンタル・バリュー』
ジュリア・ロバーツ　『アフター・ザ・ハント』
テッサ・トンプソン　『ヘッダ』
エヴァ・ヴィクター　『ソーリー、ベイビー（原題） / Sorry, Baby』

■男優賞（ドラマ）
ジョエル・エドガートン 『トレイン・ドリームズ』
オスカー・アイザック 『フランケンシュタイン』
ドウェイン・ジョンソン 『ザ・スマッシング・マシーン（原題） / The Smashing Machine』
マイケル・B・ジョーダン 『罪人たち』
ワグネル・モウラ 『ザ・シークレット・エージェント（英題） / The Secret Agent』
ジェレミー・アレン・ホワイト 『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』

■女優賞（コメディー/ミュージカル）
ローズ・バーン　『イフ・アイ・ハッド・レッグス・アイド・キック・ユー（原題） / If I Had Legs I'd Kick You』
シンシア・エリヴォ　『ウィキッド　永遠の約束』
ケイト・ハドソン　『ソング・サング・ブルー（原題） / Song Sung Blue』
チェイス・インフィニティ 『ワン・バトル・アフター・アナザー』
アマンダ・セイフライド　『アン・リー／はじまりの物語』
エマ・ストーン　『ブゴニア』

■男優賞（コメディー/ミュージカル）
ティモシー・シャラメ 『マーティ・シュプリーム　世界をつかめ』
ジョージ・クルーニー　『ジェイ・ケリー』
レオナルド・ディカプリオ　『ワン・バトル・アフター・アナザー』
イーサン・ホーク　『ブルー・ムーン（原題） / Blue Moon』
イ・ビョンホン　『しあわせな選択』
ジェシー・プレモンス　『ブゴニア』

■助演女優賞
エミリー・ブラント　『ザ・スマッシング・マシーン（原題） / The Smashing Machine』
エル・ファニング　『センチメンタル・バリュー』
アリアナ・グランデ　『ウィキッド　永遠の約束』
インガ・イブスドッター・リレアース　『センチメンタル・バリュー』
エイミー・マディガン　『WEAPONS／ウェポンズ』
テヤナ・テイラー　『ワン・バトル・アフター・アナザー』

■助演男優賞
ベニチオ・デル・トロ　『ワン・バトル・アフター・アナザー』
ジェイコブ・エロルディ　『フランケンシュタイン』
ポール・メスカル　『ハムネット』
ショーン・ペン　『ワン・バトル・アフター・アナザー』
アダム・サンドラー　『ジェイ・ケリー』
ステラン・スカルスガルド　『センチメンタル・バリュー』

■監督賞
ポール・トーマス・アンダーソン　『ワン・バトル・アフター・アナザー』
ライアン・クーグラー　『罪人たち』
ギレルモ・デル・トロ　『フランケンシュタイン』
ジャファル・パナヒ　『イット・ワズ・ジャスト・アン・アクシデント（英題） / It Was Just an Accident』
ヨアキム・トリアー　『センチメンタル・バリュー』
クロエ・ジャオ　『ハムネット』

■脚本賞
ポール・トーマス・アンダーソン　『ワン・バトル・アフター・アナザー』
ロナルド・ブロンスタイン、ジョシュ・サフディ　『マーティ・シュプリーム　世界をつかめ』
ライアン・クーグラー　『罪人たち』
ジャファル・パナヒ　『イット・ワズ・ジャスト・アン・アクシデント（英題） / It Was Just an Accident』
エスキル・フォクト、ヨアキム・トリアー　『センチメンタル・バリュー』
クロエ・ジャオ、マギー・オファーレル　『ハムネット』

■音楽賞
アレクサンドル・デスプラ　『フランケンシュタイン』
ルドウィグ・ゴランソン　『罪人たち』
ジョニー・グリーンウッド　『ワン・バトル・アフター・アナザー』
カンディング・レイ　『シラート（原題） / Sirat』
マックス・リヒター　『ハムネット』
ハンス・ジマー　『F1(R)／エフワン』

■歌曲賞
「Dream As One」『アバター：ファイヤー・アンド・アッシュ』
「Golden」『KPOPガールズ！　デーモン・ハンターズ』
「I Lied to You」『罪人たち』
「No Place Like Home」『ウィキッド　永遠の約束』
「The Girl in the Bubble」『ウィキッド　永遠の約束』
「Train Dreams」『トレイン・ドリームズ』