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ソフィア・コッポラ来日!金獅子賞受賞『SOMEWHERE』は初めての「男目線」映画!

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結婚・出産を経て人生観が変わったというソフィア・コッポラ監督(右)とスティーヴン・ドーフ(左)
結婚・出産を経て人生観が変わったというソフィア・コッポラ監督(右)とスティーヴン・ドーフ(左)

 第67回ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した映画『SOMEWHERE』のソフィア・コッポラ監督と主演のスティーヴン・ドーフが19日、都内で来日記者会見を行った。本作はロサンゼルスのホテルで派手な暮らしを送るハリウッド・スターのジョニー・マルコ(ドーフ)が、別れた妻のもとで暮らしていた11歳の娘クレオ(エル・ファニング)との束の間の生活を通して、穏やかな日々と本当に大切なものに目覚めるストーリー。偉大な名監督であるフランシス・フォード・コッポラを父親に持つコッポラ監督にとっては、セレブ一家に育った自身の生い立ちや父娘の関係性を強く投影させた作品になった。

映画『SOMEWHERE』場面写真

 「初めて男性の視点から映画を撮ってみようと思ったの。わたしの作品は『マリー・アントワネット』みたいにガーリーなものが多いから」とコッポラ監督。そこで白羽の矢が立ったのが、映画『バック・ビート』『ブレイド』などで活躍したワイルドなイケメン俳優のドーフだった。

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 起用理由を聞かれたコッポラ監督は、「まずは彼がすばらしい俳優だから。それに古き良き時代の映画スターをイメージさせた。最初から彼を念頭にシナリオを書いたの」。ドーフも「今どきのハリウッドには珍しい、物語や人物像に重きを置いた作品。僕にとっては新しいチャレンジだったし、贈り物のようだった」とこれまでにないタイプの作品に満足そうな表情。見た目はワイルド系だが、会見中は「僕から話すかい?」など終始、コッポラ監督を気遣うジェントルマンぶりを発揮した。

 前作発表後に結婚・出産を経験し「人生におけるプライオリティーが大きく変わった」と語るコッポラ監督の言葉通り、本作では主人公のマルコが、いかに子どもと向き合うかをときにロマンチックに、ときにセンチメンタルに描かれている。「多くのハリウッド映画は、大惨事にあったり、事件の人質にでもなったりしないと人生は変わらないように描いている。でも、わたしは日々の生活を積み重ねることで、人生を変えられると思うの」とコッポラ監督。会見では奇をてらったり、何かを大げさに語るのではなく、あくまで自然体に自分の思いを語る姿が印象的だった。

映画『SOMEWHERE』は4月2日より全国公開

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