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大河ドラマ「江」で最初の夫を演じた平岳大、大野城を訪問 ゆかりの地で撮影秘話を語る

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佐治一成を演じた平岳大
佐治一成を演じた平岳大

 現在放送中のNHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国」で、上野樹里演じる江の最初の夫・佐治一成を演じた平岳大が5日、劇中で新婚生活を送った愛知県の大野城跡を訪れ、役づくりの難しさや見どころについて語った。平演じる佐治一成は、今週4月10日の放送の「花嫁の決意」より登場する。

 劇中では大野城城主として江を迎える平だが、実際に同地を訪れるのは初めて。その景色の美しさに感嘆したという平は「江が最初の結婚相手の佐治一成に嫁いできて、この大野城のあった場所から伊勢湾を眺めるシーンがあるのですが、実際にこの場所に立ってみて、この景色を江たちが見たと思うと、感じるものがありました」と劇中の一場面と自身を重ね合わせ、自身演じた佐治よりも見知らぬ土地で不安を抱える江の方に感情移入しているような様子だった。

 まだ年端もいかぬ江の最初の結婚相手ということもあり、佐治を演じる際には年上の大人の男として演じるつもりだったという平。だが撮影に臨む際には、「演出からさわやかにやってほしいと言われました」と事前のイメージと食い違う指示を出され、戸惑うこともあったようだ。「江が娘から一人の女性として成長するようなシーンもとてもさわやかになっているので、わたし、平岳大以上に好印象になり過ぎていないかなというくらいです」と笑い交じりに語った平だが、それは少々過小評価? 実際にも好青年である平は、地元民からも歓迎されていた。

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 今週の放送回より登場し、岸谷五朗演じる豊臣秀吉と敵対する佐治は、江との間に夫婦のきずなが芽生えかけた矢先に離縁させられてしまうという、いわば歴史の被害者ともいえる存在。平は、そんな佐治の境遇について、「今週の放送から3回しか出てこないので、歴史の大きな動きに影響した人物というよりも、江と夫・一成の人間の感情ドラマをご覧いただきたいです」と歴史に翻弄(ほんろう)された個人としてのドラマに注目してほしいと見どころを語った。その後は自身演じた佐治の名前が冠された佐治神社を訪れるなど、「江」ゆかりの地を満喫していた。(編集部・福田麗)

NHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国」は毎週日曜日、NHK総合ほかにて放送中

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