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「コブラ」ハリウッド実写化へ向け企画進行中!オファーは7年前から

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公開されているハリウッド版「コブラ」テストイメージ
公開されているハリウッド版「コブラ」テストイメージ - (C)BUICHI TERASAWA / A-GIRL RIGHTS

 漫画家・寺沢武一氏による痛快SFアクション「コブラ」のハリウッドにおける実写映画化企画が、『ヒルズ・ハブ・アイズ』や『ピラニア3D』のアレクサンドル・アジャ監督を中心に進行している。

 「コブラ」は1978年から連載が開始されたSFマンガで、寺沢氏のデビュー作。鋼のように強じんな肉体を持ち、左腕に隠し持ったサイコガンと葉巻がトレードマークの宇宙海賊コブラの活躍を描く。アメコミのようなタッチの作画に、西部劇とSFが融合したクールな世界観、さらにコブラの相棒・レディをはじめとするセクシーなヒロインたちの存在、そして何といっても、常に笑みを浮かべてジョークを口にしながら、どんなピンチも屈強な精神と肉体で乗り切る主人公・コブラの魅力が絶大な支持を集め、現在も国内外を問わず、多くのファンを獲得し続けている。

 そんな「コブラ」のハリウッド実写映画化が企画されていると判明したのは、米映画情報誌バラエティー誌の表紙がきっかけだった。今年5月に発売された同誌の表紙に、葉巻をくわえてサイコガンを掲げる、金髪の男性のイラストが突然登場したのだ。それは、ファンならば誰もが「コブラ」だと一瞬でわかる、素晴らしいクオリティーのイメージカットだった。

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 寺沢氏の著作権管理などを行なう、株式会社エイガアルライツ取締役プロデューサーの古瀬学氏によると、海外からの「コブラ」実写化のオファーは、10年ほど前から舞い込むようになっていたという。しかし、そのほとんどは日本マンガの版権をとにかく押さえようというものばかりだったため、寺沢氏はじめ関係者が断り続けていた。しかし、7年前のあるプロデューサーからのオファーは別だった。このプロデューサーは、日本以外の国の中でも、ひときわマンガ文化に理解があり、コブラフリークも多いというフランスの人物であり、オファーの内容も「コブラを大きな映画にしよう」という意思が伝わってくるものだったという。

 こうして実写映画化実現に向け、ハリウッドのスタジオへの売り込み方を図りつつ、日本での展開に影響が起きないようにするという調整が開始された。現在はホラー作品を中心にハリウッドで活躍するフランス人監督で、やはり熱心なコブラフリークの一人であるアジャ監督が中心となって企画が進められ、今年になって、フランスの有力スタジオOnyx Film社も参加。バラエティー誌に掲載されたイメージも、このスタジオが製作したものだ。

 実現に至るかはまだわからないが、公開されたイメージカットのクオリティーからは、スタッフの実写映画化に向けた熱いが伝わってくるよう。ハリウッドでの映画化を望んでいたという寺沢氏はじめ関係者の積年の思いが実現し、ハリウッドのスクリーンで暴れ回るコブラとレディの姿を、最高の形で見られるその日を、楽しみにしたい。(編集部・入倉功一)

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