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『トランスフォーマー』最新作が2週連続全米ナンバーワン&今年度の新ボックスオフィス王に! -7月11日版

全米ボックスオフィス考

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2011年の暫定ナンバーワン作品に! -左からシャイア・ラブーフ、マイケル・ベイ監督、ロージー・ハンティントン=ホワイトリー
2011年の暫定ナンバーワン作品に! -左からシャイア・ラブーフ、マイケル・ベイ監督、ロージー・ハンティントン=ホワイトリー - Jamie McCarthy / WireImage / Getty Images

 今週は映画『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』が、先週と比べ51.9パーセントの収益減となったものの、当初の予想よりもかなり元気な2週目の成績を上げ、全米ナンバーワンの座を保持。それに加えて、今まで今年度のボックスオフィス王だった映画『ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える』を首位からけり落としてトータル2億6,110万ドル(約208億8,800万円)の収益をたたき出し2011年のナンバーワン映画の座をも獲得した。(1ドル80円計算)

今週第1位の映画『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』写真ギャラリー

 封切り2週目の週末を、総合収益にして4,710万ドル(約37億6,800万円)で飾った『トランスフォーマー』シリーズの最終章は、前作の映画『トランスフォーマー/リベンジ』が見せた2週目同時期における興収を追い抜き、先週の時点で懸念されていた「やっぱり3作目ともなると息切れか?」という心配を覆して、作品の粘り強さを見せつけた。

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 今週第2位は、初登場の映画『ホリブル・ボスズ(原題)/Horrible Bosses』。主人公がそれぞれに超ムカつく上司を持ち、そのボスを葬り去ろうと画策する3人のダメ男たちが巻き込まれていくドタバタ劇だ。週末に同作を観に来ていた64パーセントは25歳以上の男性という観客調査の結果が出ており、企業で働いた経験のある人なら誰でも共感できる(!?)作品である。ちなみに、『ホリブル・ボスズ(原題)/Horrible Bosses』の製作費は、トップの『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』製作費の約5分の1にして、今週末の収益は2,830万ドル(約22億6,400万円)と、あと一歩で製作費用の元を取れる奮闘ぶりだ。コリン・ファレルジェニファー・アニストン演じる上司がかなり話題になっているが、映画ファンのサイトやクチコミで好評を得ているこの作品が、去年の驚きヒット作品『ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える』並みのスタミナを披露するかに注目が集まっている。

 初登場ながらも第3位にとどまり明暗を分けたのは、映画『ズー・キーパー(原題)/Zookeeper』。製作費用は8,000万ドル(約64億円)と第2位の『ホリブル・ボスズ(原題)/Horrible Bosses』の2倍以上にもかかわらずデビュー週末の興収は2,007万ドル(約16億560万円)。安く作って賢くもうけるという映画業界の鉄則を守れなかった今週のトホホ作品である。

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 第4位は、第2位から転落の映画『カーズ2』。先週から42.1パーセント収益減で1,521万ドル(約12億1,680万円)の興収を記録。前作の映画『カーズ』の公開後同時期よりも落下率が大きく、総合興収の面でも思わしくない。ちなみに『カーズ2』は、封切り2週目時点におけるほかのピクサー作品と比べても最下位というありがたくない記録を残してしまっている。

 今週トップ5の最後は、先週から38.5パーセント減で891万ドル(約7億1,280万円)の映画『バッド・ティーチャー(原題)/Bad Teacher』。トム・ハンクスジュリア・ロバーツら大御所が競演の映画『ラリー・クラウン(原題)/Larry Crowne』が早くもトップ5以下に落ちてしまったことを考えれば、『バッド・ティーチャー(原題)/Bad Teacher』の活躍は殊勲賞ものである。

 さて次回のランキング予想だが、全米トップとなるのはほぼ確実に映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』であろう。本作は最終章ということで、ハリポタ・ファンのみならず映画ファンならぜひ観てみたい一作だ。また、もろもろの事情により前作で達成できなかった3D上映をついに敢行するということで、かなりの収益が期待できる。この作品で、ハリーにまつわるすべての疑問点が明らかになり、ストーリー面でも映像面でもとにかくシリーズ最高で、フィナーレにふさわしい出来と、かなり評判になっている。ハリポタを前にしてはオートボットたちも首位を譲らぬわけにはいかなくなるに違いない。(文・ロス取材: 明美・トスト/Akemi Tosto)

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