今年のサンダンス映画祭でセンセーショナルな話題に!オルセン姉妹の妹、エリザベス・オルセンがカルト教団からの脱走者に

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(左から)T・ショーン・ダーキン監督、エリザベス・オルセン

 今年のサンダンス映画祭でセンセーショナルな評価を受けた話題作『マーサ・マーシー・メイ・マリーン(原題) / Martha Marcy May Marlen』が、ニューヨーク映画祭で上映され、主役を演じたエリザベス・オルセンとT・ショーン・ダーキン監督が語った。

 同作は、マーサ(エリザベス・オルセン)はカリスマ的な指導力を兼ね備えるカルト・グループのリーダー、パトリック(ジョン・ホークス)に導かれ、彼の農園で他の信者たちとともに共同生活を始めたが、パトリックの凶暴性に恐れをなして脱走を試み、姉夫婦(サラ・ポールソンヒュー・ダンシー)の家に転がり込むが、これまでの狂気的生活から普通の生活を取り戻せずに苦悩を強いられていくというドラマ作品。映画内でマーサは、カルト信者の間ではマーシー・メイという別名で呼ばれている設定になっている。T・ショーン・ダーキン監督は、サンダンス映画祭で監督賞を受賞している。

 精神的な面でかなりの演技を要求される役だが、エリザベスは具体的にどのような準備をしたのか。「ショーン監督が執筆した脚本は明確だったわ。ただ、それほどのリサーチをしている時間がなかったの。だから、書物を通してカルトの信者としてどのように(リーダーに)敬意を表するのか、信者としてどのように振る舞うかみたいなことを読んだけれど、実際には脚本を何度も読み返して、この女性マーサ(マーシー・メイ)が必要としていること、失ったものを主に分析していったの」と語るエリザベスは、迫真の演技で犯された精神的な苦痛を抱える役に挑戦し、批評家の間はアカデミー賞主演女優賞候補ともみられている。

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 カルト信者との共同生活のシーンと、姉夫婦との共同生活のシーン撮影についてエリザベスは「まず、カルト信者との共同生活のシーンをおよそ1週間半くらい先に撮影して、その後湖畔の姉夫婦との共同生活のシーンを撮ったの。先にカルト信者とのシーンを撮影していたおかげで、姉夫婦とのシーンが撮影しやすかったわ」と述べた後、すぐにショーン監督は「この撮影の方法は俳優たちにとって演技をし易くするためで、この二つの設定は、全く違った二つの映画を撮影している感じだった。ただスタッフは、それぞれのトーンをしっかりと調整しなければいけなかったけれどね」と明かした通り、二つの設定が異なった雰囲気を作り上げ、さらにそれぞれの設定は交錯されながら映画内で綴られているため、巧妙な形でエリザベスが演じるマーサ(マーシー・メイ)の狂気の世界が語られていく。

 ショーン監督のサンダンス・インスティテュートでの体験について「サンダンス・インスティテュートは本当に素晴らしい体験だった。(彼の脚本がライターズ・ラボに選考されたため)まず、ライターズ・ラボに入ったが、そこに入ったばかりの時は、全く脚本家としての自信が無かったんだ。そこでは、分厚い脚本を書けるようになることを教えてくれるわけではなく、何を自分がしたいか、さらに脚本内でのキャラクターの内面を執筆するうえで、どのような過程を経て描けば良いか明確にしてくれたんだ。実際にライターズ・ラボを終えた後も、そこのアドバイザーと連絡を取り確かめながら撮影に入っていたんだ」とサンダンス・インスティテュートの経験が見事に開花したようだ。

 映画は、緊張感と静寂な時間の対比が秀逸に描かれ、主人公を演じるエリザベスのの圧倒的な演技力がスクーリンから観客の目を離さない演出が施されている。映画『ウィンターズ・ボーン』のように、間違いなく来年のオスカーで旋風を巻き起こすインディーズ作品となるだろう。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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