ジョニー・デップの『ランゴ』は日本のための作品!『パイレーツ』シリーズ監督が語る!

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日本の文化にインスパイアされてきた! 『ランゴ』は日本のための作品とゴア・ヴァービンスキー監督 - (C)KaoriSuzuki

 『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのゴア・ヴァービンスキー監督が、ジョニー・デップと再びタッグを組んだCGアニメーション『ランゴ』について、ジョニーとのエピソードや数々のインスパイアを受けたという日本からの影響について語った。

映画『ランゴ』場面写真

 『ランゴ』は、ひょんなことから砂漠の荒野をさまようことになったペットのカメレオンを主人公にした西部劇スタイルのCGアニメーション。流れ着いた町でついた小さなウソのために保安官に任命され、壮大な陰謀に立ち向かうことになるランゴの声と、ランゴそのものをモーションキャプチャーによりジョニーが演じている。人生に悩む青年から海賊船の船長、両手がハサミの人造人間まで、幅広い役を演じてきた「カメレオン」俳優ジョニーの本領発揮と話題になっている。

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 「ジョニーのことをいつもカメレオン(役者)だと考えてきた」というゴア監督も、劇中、本当の自分探しを始めるランゴとジョニーを重ね、「彼はすごくたくさんの役を演じられるし、いろんなことができる。ある意味この映画は、彼がどういう人なのかということについて、最も正直な作品だと思う」とコメント。ジョニーとは、「実は自分がどういう人間なのかわかっていない人の感情を、どのように出すかということについて話し合った」といい、本作が、ランゴ、そしてジョニーのアイデンティティーについての物語になっていることをうかがわせた。

 また本作は、ゴア監督にとって初のアニメーション作品でもある。「肩にカメラをかついで、そこでカメレオンと亀が話しているのを撮影している」かのような実写映画のフィーリングを作品に持ち込みたかった監督は、CGのキャラクターに欠点を持たせることに腐心したそう。その理由を、CGは、現実にはないくらいバランスが取れてしまっているからだといい、「アニメ映画では、すべてが完全だからだよ。すべてデジタルで、すべてのエッジが完ぺきにそろっている」とゴア監督。実写では、「不完全さはどこにでもあるから、そういうカオスを巧みにまとめた瞬間をとらえようとする」と実写とアニメのアプローチの違いについても言及。その工程について、「とても重要だよ。なぜなら、(キャラクターは)コンピューターでできているわけだからね。それは元来、冷たくて分析的なもの。それを温かみのある、人間的で有機的なものに何とかしようと全力を尽くしたんだ」と語り、キャラクターたちに命を吹き込んでいった過程を明かした。

 ゴア監督は、小さいころからサム・ペキンパーセルジオ・レオーネの西部劇が大好きで、それら往年の名作のエッセンスが詰まった本作も「心の中の子どものために作った」という。しかし、その一方で、これは日本のために作った作品でもあるという、意外な言葉も。

 黒澤明や宮崎アニメ、村上春樹が大好きで、「日本文化や日本のストーリーテリングにとてもインスパイアされてきた」というゴア監督。原作もなく、シリーズの続編でもない、すべて一から作り上げた本作だからこそ、「そういった(日本から受けた)すべてのインスピレーションを使うことができた。それが、長年僕が日本から受け取ってきたものに対して、お返しをさせてもらうという意味なんだ」と語り、本作が日本人になじみの薄い西部劇でありながら、実は日本と深い関係にあり、親しめる映画だと、感謝の言葉と共にアピールした。(編集部・入倉功一)

映画『ランゴ』は10月22日より新宿バルト9ほか全国公開

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