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サッチャー元首相の伝記的映画の予告編を見た元側近の一人がダメだし!「私の知っているサッチャーはメリル・ストリープのような女性ではない」

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メリル・ストリープが演じる「鉄の女」、マーガレット・サッチャー
メリル・ストリープが演じる「鉄の女」、マーガレット・サッチャー - 写真:Splash/アフロ

 メリル・ストリープがイギリスのサッチャー元首相を演じた『ザ・アイアン・レディー(原題)/ The Iron Lady』に対して、予告編を見た彼女の元側近たちから、辛口のコメントが寄せられている。80年代に、サッチャーの主要な広報コンサルタントを務めたティム・ベル卿は、「私は、敢えてこの駄作をセンセーショナルな作品扱いしたりはしない。まったく意味のない映画だ。唯一価値があるとすれば、メリル・ストリープと、誰だか知らないがこの作品を描いた人間にお金が入るというだけだ」と、テレグラフ紙(電子版)で語っている。さらにベル卿は、「この映画を見る気はまったくない。彼女(サッチャー)と共有した経験を思い起こすのに、映画を観る必要はない」と映画への嫌悪感をあらわにしている。

 また、サッチャー時代に労働大臣を務めたノーマン・テビットは、同じくテレグラフ紙(電子版)に対し、次のように語っている。「私の経験から言えば、彼女(サッチャー)は、メリル・ストリープが演じているような、半ばヒステリックで、過度に感情的で、煽情的な女性では決してない」と、ストリープの演技が事実に忠実ではないという点を強調している。

 New York Post(電子版)によれば、ストリープは、本作の製作が実現するよう、出演料を100万ドル(約8000万円)までカットし、それ以上の利益は国立女性歴史博物館に寄付すると、すでに昨年の秋の時点で発表している。

 上記のコメントはあくまで予告編に対して寄せられたもので、公開を迎えれば、さらなる辛らつなコメントが聞こえてくることは間違いないだろう。サッチャーほどのビッグネームを扱った映画であれば、賛否両論巻き起こることは避けがたく、そしてこの大役に挑んだメリル・ストリープは、今まで以上の女優魂を見せてくれるはずだ。NY、LAで12月30日から、1月からイギリス、全米で公開される。(鯨岡孝子)

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